昔から自分は肩が凝らない人間だと思っていた。
じぶん、肩が、こらないにんげんじゃないですか。
しかし、僕の肩を勝手に触ってきた人から「初めての公園デビューのときくらい、ガチガチである」との感想が得られた。
凝っていたのに、それに気付かなかったのだろうか。
ということで、自覚はいまいちだがサロンパスみたいなのをして寝てみた。
するとどうだろう朝。
肩に貼った、サロンパスみたいなのがなくなっている。
探してみると、一枚はごみばこ。もう一枚は封筒などを入れておく壁掛けのポケットに入っていた。
夜の僕がどのような経緯で2枚のサロンパスを別々の場所に放置したのかは謎であるが、そもそも何故はがしてしまったのだろうか。
何物も近づけない、誇り高き精神を寝るときだけ持っていたのだろうか、僕。
サロンパス2枚分の圧迫感に我慢しきれなくなったのだろうか。
実は夜のみ、肺呼吸と合わせて皮膚呼吸も行う両生類体質であったため、息苦しくなったのだろうか。
それぞれが捨てがたい話であるので、これらを効率よくまとめてみたところ「なんか気持ち悪くて、しかもかゆい」となった。
これなら、はがしてしまうよね。
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サロンパスはかぶれるし、痒いから剥がしてしまうのです。人間の防御反応です。
しかし、なくなったサロンパスが他の場所に
あることがサロンパスミステリーです。
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「はがされたとしても、やはり自分としてはどこかで役に立ちたい。」
サロンパスも良かれと思ってひっついているのです。