町内のイベントなどにキャンプというものがあったが、僕は小さい頃からあれは嫌いだった。
とにかく、話す事がないのだ。
今でもだが、そういう事については僕は子供のままで、どうも相手のことを思う気持ちというものが足らない。
幼少時は何も喋らず、今ではすごく喋りすぎ。
最近の僕を見るものの幾人かは「nimbusさんがずっと喋っていて終わった」という、思い返すと申し訳ないという言葉しか浮かばない飲み会であったり、「身のない話をするところには高得点を付けねばならぬ」といったあまりうれしくない評価。
どちらであったとしても、キャンプのあの「テントの設置などの時間が終わって一段落付いたときの感じ」には合わない性格である。
しかも、いるのだ、キャンプには。
はりきっちゃうやつが。
そういう人がいると、彼に仕事をゆずるべきなのか追随していくべきなのか。
あるいはまったく違う事を効率的にやるべきなのか。
これが全然分かんない。
一度、みんなでカレーを作っているときに僕は「川辺に石を並べて小さい池を作る」仕事をしていたが、これはあまり評価を得られなかった。
むしろ遊んでいたと思われていた。
それについて否定はしないが、一方でそんなにカレーにみんな一斉に向き合わなくてもいいのに、と池を作りながら思っていた。
俺は池を作り、その中にアメンボを投入したのだ。
ほらみんな、カレーもいいが池もどうだい?。
特に苦手なのが「異性がいるからはりきっちゃうやつ」で、そういう人がいると「その方面は彼に任せておくか」と川に大きな石を投げてどれだけ水を高く跳ねさせることができるかをやる仕事をやってしまい、これは生物として僕はよくない。
異性がいるのならはりきるべきなのだが、僕にしてみれば川が近くにあるというのはなかなか魅力的で、石をひっくり返して変な虫がぞわぞわ石の裏を這うところも見てみたくなるもの。
ほらみんな、異性もいいが変な虫もどうだい?。
そういえば国連食糧農業機関(FAO)というところが最近(現在20130520)、昆虫食を勧める見解を示していた。
そして結構最近でも、僕自身が「変な虫がいるからはりきっちゃうやつ」であるらしいことを思い出した。