「答えの欄」が面白い。
見る環境によってはずれてしまうだろうが、とりあえずこんな感じのをテストなどで見た事ないだろうか。
A.
こんな感じ。
アンサーは何かと問うておる。
面白いところは、「これが答えを求める力」がかなり強い点だ。
例を挙げてみよう。
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1.次の人には服用しないでください。
本剤または鶏卵によるアレルギー症状を起こした事がある人。
2.服用後、乗物または機械類の運転操作をしないでください。
A.
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例は、ある医薬品の箱の裏に書かれていたことを抜粋したものであるが、どうであろうか。
ただの薬の注意書きかと思いきや、問いだった。
答えを要求されている。
この場合、どうすればいいのか。
問いとは思えぬ注意書きからでも、どうにか答えを出すしかない。
なんたって、アンサーを問われているのだから。
A.庶務の石川さん
誰なんだ石川さん。
そもそも「1と2の特徴を持つ人物を答える」ことが正なのかも分からぬ。
しかし答えねば仕方ないため、石川さんも仕方ない。
分からないまま、こういう場合の問われ方もあろう。
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王子さまは岩の上に腰をおろして、空の方に目をやった。
「思うんだけど」と王子さまは言った、「星が光っているのはさ、いつか人がそれぞれ自分の星を見つけるためじゃないのかな。
ほら、ぼくの星を見て! ちょうどぼくたちの真上にある・・・・・・・でも、なんて遠いんだろう!」
A.
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例は集英社文庫の星の王子さまの抜粋であるが、どうだろう。
ここの答えは、普通は「星の王子さま」だろうか。
しかし、ここで「この文章が含まれる本の題名は何であるか」という問いかどうかが不明だ。
そう考えると、およそ「岩に腰をおろした王子さまのつぶやき」が「本の題名を問うている」とは思えない。
ここで答えがあるのだとしたら、おそらく問いとは思われない例文と答えのないものへの自分なりの答え。
それくらいしかない。
あまり乗り気ではないにしても、今なら僕はこうするかも知れない。
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王子さまは岩の上に腰をおろして、空の方に目をやった。
「思うんだけど」と王子さまは言った、「星が光っているのはさ、いつか人がそれぞれ自分の星を見つけるためじゃないのかな。
ほら、ぼくの星を見て! ちょうどぼくたちの真上にある・・・・・・・でも、なんて遠いんだろう!」
A.wtkt
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で、wtktってなに?。