万能感

学校あるいは仕事で朝早く起き、通学通勤。
目的地に到着した時、初めてその日が休みだった事に気づく。
僕は休日に疎いのでよくあるのだが、このときの万能感と言ったらない。
本日がそれだったため、もう大変だ。
まず、めがねを買った。
全然予定にないのに、めがねを買った。
本も買った。
まだ元気なので、爬虫類屋さんに行く事にした。
今10時だが、開店が14時らしいので行けない。
っていうか、まだ10時なのに遊べるんだ!!。
さらに万能になった僕は、お好み焼きを食べる事にした。
ついでに豚肉をたまごで包んだ「とんぺい焼き」も食べる事にし、万能なのでさらに焼きそばも食べた。
ハイボールを飲んで、コーラも飲んだ。
昼間に酒を飲む背徳感。
この、背徳感を得るために費やした「一見まじめ生活」が、やっと功を奏した気になる。
店の人が「お客さんよく食べますね」と言った。
そして「自分なんかお好み焼きと少しでいいっスよ」。
お前の胃キャパシティなぞ知らぬ。
こちとら万能なのだ。
この鉄板でお前の顔を焼いてやろうか!!。
でも彼の焼いてくれたお好み焼きは、とても万能だった。

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