今ドラマで、首つり死体を目の前に金銭関係で口論をする人々のやりとりがあった。
特性上、非人道的なシーンを表現したいところなのかもしれないが、フィルターを外してそれを見れば「口論する人たちの横を、揺れる足がちらほら」となり、なんだか面白い。
はやく下ろしてやろうよ
なんか一段高いところから口論に参加している、位の高い人みたい
シャンデリアのオプションです
どれもよく当てはまる。
自殺における縊死は、うまくフィットしなかった場合はかなり苦しいと聞く。
でも揺れている。
その妙な差異もおかしいかもしれない。
あくまでドラマだし。
それにしてもこのシーンで一番最初に思ったのが「たかっ」だった。
ちょっと、高かったのである。
ドラマの首つりシーンをみて、首つりの高さが気になるとは思わなかった。
首を吊るためには、実はそんなに高さはいらないという。
苦しいが、座高くらいのところに頸部を圧迫するための紐などを仕込めばいけるとか。
そんななかで高さを目指す首つり者たち。
彼は落差を使っての脱臼を狙ったのだろうか。
これは苦しまないらしいし。
しかしドラマでは、首つり自体(なんかいい響き)がシャンデリア様のものに紐をつけて、高いところで行われていた。
落差どうこうの高さではなく、高高度のところでの普通の首つり死体だった。
高いところでみじっかい紐での首つり。
意外性。
誰の目にも触れられないようにしたい。
星に少しだけ近い。
心境はいかなるものなのだろうか。
もちろんその心境とやらは、もうなくなっているのだろうが。
まあ、ドラマでよかったよネ。