昨日からのつづき。
【あらすじ】
2人のあらくれものがやみくもに「だんご3兄弟」を描いたところ、両者とも上から順に「普通の顔」「いばった顔」「困った顔」の表情を描いた。
なぜ同じ表情を、同じ順番に描いたのだろうかの今回。
ちなみに個人的な意見としては「だんご3兄弟」
長男・・・イーグル
次男・・・シャーク
三男・・・パンサー
です。
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全然わからない。
この内容でまたぐ意味があったのか、全然わからない。
でも考えてみよう。
そこで思いついたのが「3兄弟にリアリティを持たせたかった」説だ。
サイコロを3回転がしたとき、すべて1が出たとしたら、気持ち悪い。
鉛かなんか入ってるんじゃないかと邪推したりする。
その確率は他の組み合わせと同じだと分かっていても、数あるもののなかから同じものが3つ連続で来たら、どうも自然な出来事ではないと感じてしまうのだ。
それです。
3兄弟の、例の?。
あの、表情がどうこう?、っていうの?。
最初に「普通の顔」を描いてしまったら、次はなんだか違う表情の方が自然な気がする。
むしろ違う表情だった。
あんなに売れたんだ、同じ表情であるはずがない。
ということで「普通の顔」以外を描いてしまうのではないか。
そんな感じ。
そしてそれが三男を描く際にも発生、結果「普通の顔」「いばった顔」「困った顔」となったのです。
あさましい。
自分の絵に自信がないため、ありもしなかった表情でリアリティを無理くり作り出そうとするなんて。
だんご3兄弟であさましさが露呈するなんて考えもしなかったぞ。
しかし、ここでまた疑問が。
「数ある表情の中から、なぜいばった顔、困った顔がチョイスされたのか」
心情としては、この疑問の中に「いばった顔」「困った顔」の順番に対する解答がありそうな気がする。
すなわち、「いばった顔」のあとは、それに「困ってる顔」だろ、ということ。
しかし表情というものは、いばり困り以外にもたくさんある。
はちきれんばかりの笑顔があれば、はにかんだ表情というものもある。
沈痛な面持ちというのもあれば、ディスプレイに油がべたりとついたケータイを返されたときの表情というのもある。
そのなかで、「いばった顔」「困った顔」なのである。
正直なところ、なぜそれを複数の人間が「だんご3兄弟」にあてがったのか、もう本当にわからない。
ただ、「だんごにはちきれんばかりの笑顔」は絶対描かないことだけは断言したい。
ケーキは大丈夫だが、だんごにはちきれんばかりの笑顔は似合わないのだ。
同様に「はにかんだ表情」も、だんごにはどうかと思う。
これは、日本のソウルスイーツ(?)としてのだんごの、唯一の個性なのではないか。
「ケーキだー」と喜ぶ子供達。
対して「だんごだー」というのは、ちょっと想像しにくい。
例えば、だんごは怒られてふてくされている子供に合う。
「だんごでも食え」
こんなである。
このとき、与える側がケーキを選択したとすると、それは「ケーキあげるから、機嫌直しなさい。もう悪いことだってわかったんでしょ?」を意味している。
一方の「だんごでも食え」。
つっけんどんである。
背後にあふれる愛情があるのだろうが、それは一見ちらりとも見えない。
そんな雰囲気に、だんごはよく合う気がする。
その暗いイメージは、のりの黒か、あんこの黒か、こげの黒か、ずんだの濃緑か、みたらしの茶か、ごまの黒か。
・・・暗いの多っ!!。
ケーキに比べて、暗いの多っ!!。
とにかくだんごは暗いイメージが強い。
ともなると、だんごに対しての「普通でいばって困り」選択は、ひどく正常なのかもしれない。