文句を言うつもりはないのだが、今はとにかく「さくら」だ。
何をするにしても「さくら」を入れておけば、間違いない。
さくらづくし
さくら渋滞
ソリティア・さくら
日清やきそば・さくらUFO
さくら攻め
とりあえず付けておけば、季節さえ間違わなければ、「旬」というステータスを獲得できる。
しかもこの例「さくら」は、何だか人をいい気分にさせる。
先程の「さくら渋滞」だって、本来「渋滞」の持つ嫌さを「さくら」が緩和してくれているじゃないか。
「渋滞だけど、さくら渋滞じゃあ、しょうがないか」
人々はそう思ったのち、「だって春だし」と口にするのだ。
さて、そんな意味を持つ言葉をポジティブな季語、ポジキゴと定義してみると、やっと今回の話題に入ることが出来る。
ネガキゴである。
ヒーローには光と影が存在するように。
FFTの陰陽師が何故か相手のHPを奪う術を覚えるように。
「ダークナイト」が面白かったように。
後半の二つはやや関係うすまるが、季節には二種類の季語が存在するのである。
例えば春。
「さくら」がポジキゴだとしたら、「花粉症」はネガキゴだろう。
次回、続き。
もちろん、もっとひねくれて考えたい。
あ。
あさって楽するために、季節に季語は三種類あることにしておく。