いちょうの葉

最近すこぶる忙しい上にネタを大量に考えねばならぬという苦行。
真夜中に帰り迎えるのは猫が一匹。
モモ言うそれはもう朝が来たのかと、餌を貰おうと居間へ走るが悲しいかなそこにあるのは老いた犬のみである。
僕は風呂に入りながらネタも考えずだらりとのび。
恐ろしいことに朝、夜とものを食わぬことも多く、普通なら自らの体温を発生させるために必要な熱量を生み出すだけで、その体自体が消滅するところだが幸いそれには至らず、忙しいときは風邪でもひいて休みたいなんて言うけれど、体が消滅した日には忙しいことはなくなるが同様に何もなくなるわけで都合が悪い。
日がいつ落ちるかも知らず、葉がいつ色づいたのかも知らぬなら、落葉に目を奪われることなどないのも仕方なく、せいぜい車の窓越しにいちょうの葉がひらり。
まもまく、2番線に電車が参ります。
窓越しに見えるのは、落葉を知らぬものばかり。

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