昨日からのつづき。
【あらすじ】
「お前、玉虫厨子かよ!!」というツッコミが是であるならば、その是は僕らは玉虫厨子をどう思っているからこそのものなのだろうか。
っていうか、玉虫厨子って、ねぇ?。
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玉虫厨子。
それは教科書にあったが、それが美術のものなのか、歴史のものなのか、はたまた国語だったか。
もう、定かではない。
記憶は虚空のかなたに。
夜露は夜明けとともに、きえ。
白い吐息は、はかなく。
いや、定かなものも、あった。
保健体育の教科書でなかったことだけは、確かだ。
保健体育の教科書に玉虫厨子が載っていたら、それはもうかなり深い意図を感じなくてはならない。
まず、玉虫!!。
え、もういい?。
確か写真入りだったけど、白黒だからいまいち玉虫っ気がわからなかった気のする「玉虫厨子」。
彼を語る上で外せないのは「厨子って、なに?」ではなく、「玉虫のはね?」である。
そう。
昔の人、「厨子」と呼ばれる仏壇みたいなものに「玉虫の羽」をばかすか貼ってしまったらしいのだ。
教科書では平然と「玉虫の羽が装飾されている」だの「豪華絢爛」だの書いただろうが、幼かったとはいえ、そんな言葉に僕らはだまされなかったハズ。
その印象をまとめると「・・・うわ?」になるだろう。
そら綺麗かもしれないが、虫の羽、ちぎって付けたか?という微妙な感じ。
少なくとも「やったぜ超きれい!!」とは喜べない。
この時点で、すでに大半の人が「うわ?」ゾーンにいる。
だが、しょうがない人たちなんかは、さらにこんなことも考えてしまい、困惑することとなる。
「羽をちぎられた玉虫の今後」
「玉虫厨子作成時の流れ作業」
「玉虫の集め方」
「集めすぎで余った玉虫たちの今後」
・・・うわ?。
明日。
しょうがない人たちのために。
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しょうがない人達・コードネーム「徳光」です。
羽をちぎられ苦しむ玉虫や羽をちぎる作業の奴隷達に容赦ない看守のムチ・・・。
どうか悲しい結末はご勘弁を・・・。涙が出ます。
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玉虫厨子をテーマにしている時点で、結末が悲しいのは仕方がないのです。