ほたて味

以前も触れたかもしれないが、「魚の形に成形したかまぼこ」は、憤りに似た何かを感じさせる。

消費者たる我々として、他者を食べることを否定するわけではないが、

「また魚の形にするんだったら、俺ら粉砕する必要あった?」

と彼らが思うのだとしたら、僕は「すいません」ということしかできない。

ところで今日、ペットフードコーナーで「かつおぶし、ほたて味」を見つけ、似た感じになった。

「俺かつおだけど、ほたて味にするんだったらかつおぶしである必要、なくない?」

もちろん、かつおぶしの部分も大いに猫の嗜好性に訴えるものがあるということはわかる、のだが。

ペットフードに対する心象がまたひとつ。

コーラ2種

些末なことなのだが、あまり「ピリ辛コロッケ」というものは聞かないな、とメモを取っていた。

なぜなのだろうか「ピリ辛」と「コロッケ」は双方人気が高いものと思われ、かつそれほど手間がかからずに用意できる。

したがって、合わせたものが試みられてもいいじゃないか、あるいは合わせてみたらとんでもなくまずくなった、とかなのだろうか。

ところで、それはもうどうでもよく、今は「ピリ辛」の「ピリ」は一体何なのだろうか、ということである。

おそらく辛さを表した擬態語である「ピリピリ」が由来なのだろうが、それが半分になって、擬態元?に引っ付く。このとき、国語的に「ピリ」は何なのか。

ピリ→国語変換→○○詞

と、ちゃんと「なんとか詞」に収まるのだろうか。また、そうなると次に気になるのが「算数変換」であって、

ピリ→算数変換→千分の一を表す

と、そりゃあミリだよと言いたくなるが「ピリメートル」というのはちょっとかわいい。こうなってくると今度は「社会変換」となり、

ピリ→社会変換→銅の採掘量世界一

と、チリと間違っているよとなりそうだが、知られたチリソースのことを考えると「チリ」で「ピリ」となったりするのでそう相性が悪いわけでもなく、間違うくらいには似ているこれらも収斂進化と言えるのかしら、と風呂上りにコーラを飲む。