何かで書いた気がするのが気がかりだが。
「あわてんぼうのサンタクロース」を11月に流すお店のセンスは、すごくいいと思う。
あわてんぼう感が出ている。ひと月というのは、あわてんぼうさがちょうどいい気もするし。
しかしよく考えてみると、では12月の20日くらいだっただらどうかというと、当日が近いがゆえのあわてんぼうさが感じ取れるし、下手すると当日であっても「いやいや出番は夜なんじゃない?」と、やはり初々しいあわてんぼうさが得られる。
となると翌日の26日は?となるが、さすがにBGM変え忘れたんだろうという反面、来年のクリスマスに対する意気込みが感じられ、既にサンタもおもちゃ屋もバフがかかっている感じが出て、あわてんぼうの片鱗が出てよい。
結局、いつでも良いみたいなのだ、あわてんぼうなのは。
それに、主に商業的なものにはなるが、このおかげで「恩恵のある期間が長くなる」というのなら、「あわてんぼうの獅子舞」や「あわてんぼうの気象庁の職員」など、あわてんぼうの用法を正月や花見にも用いたらいいのではないだろうか。
ぱっと「代表者」がいないイベントはどうなるだろうと思ったが、例えば「あわてんぼうのあなたに用意した、一足先のチョコレートキャンペーン」とかでいいだろう。
また、その前の月の代表者を巻き込む手口もある。12月とかに、もうサンタにチョコレートを持たせたったらいいのである。
そしてもうお気づきだろうが、このような考えはもう、あわてんぼうだけのものではない。寝坊したサンタクロースからの贈り物イベントは1月でよいし、繁忙期でない月は、怒りに任せたゲリライベントを開催してもいい。くしゃみ対策は春、秋の花粉症シーズン、冬の風邪シーズンとその時期に困ることはない。
照れ屋なあなたには、自分に自信をつけるための月4回の個人レッスンを用意するし、「店主がご発注しました!。とぼけていますが店が危ないです!」セールを開催、売り上げ好調で会長がごきげん、全店2割引きセールも、やってやれ。
それでも思いつかないなら、物知りにでも聞いてやれと、もう何も言わないでも、わかるな?