小さいころから妖怪の図鑑が好きで、今でも時々読んだりする。
気になることはいくつもあるのだが、今回は「小豆洗い」について。
こいつは「小豆を洗うような音を出す」妖怪で、一見無害そう。
「ゲゲゲの鬼太郎」でも、なんとなく鬼太郎サイドにこっそり参加しているという印象で、無害というか存在感が薄い。
ただ、妖怪的にはこの「存在感の薄さ」は重要なもので、科学的に理解されていなかった自然現象が、妖怪のせいにされていた昔、それは言い換えると「周りには怪異を及ぼすものがたくさんいるよ」ということでもあった。
しかし、そんな話を吹き飛ばすことが、僕が幼少より気にしていたことである。
こいつは、歌うらしいのである。
「小豆とごうか、人とって食おうか、ショキショキ」
ある意味妖怪らしい、怪しげな歌詞である。
水に流された砂の擦れる音、動物が砂利を踏んだ音、あるいは「小豆洗い」似の知らないおじさんが実際小豆を洗っていた音。
それだけの、存在感の無さ、無害さは、歌声というやや自然現象とは結びつらいことで薄まった。
そして、妖怪イメージは「人とって食おうか」で一蹴され、危険なやつにランクアップした。
それにしても「小豆とごうか」と「人とって食おうか」の落差である。
「俺とっては小豆を洗うことと人を食うことは同じようなことだ」
「朝飯前だ」
2行目は余計だったかもしれないが、なんだこのハードボイルド感は。
そして一番気になるのが、この歌のメロディーである。
「ショキショキ」が歌詞なのか実際の小豆をとぐ音なのか。
これも気になるが、僕が昔から一番気になっていたのが、メロディーである。
♪小豆とごうか
♪人とって食おうか
♪ショキショキ
水木しげるも、本当はこう書くべきだった。
どんなメロディーだったのか。
そもそも「歌う」というのが、今の「歌う」の感じではなく、句のような、都都逸のようなものだったのだろうか。
どちらにせよ、何か音源残ってないかな、と思う橋のたもとである。
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