みかん

先日、みかんを持って歩く、と書いた時、不謹慎ではあるが「みかんは持って歩けないだろう」と思った。
それはもちろん「みかんを持って歩く事がおかしい」ということではなく、とにかくみかんは投げやすい。
もしかしたら人は、何かしている状態でみかんを持たせたら、投げてしまうのではないかと思ったのである。
例の、こたつの件は気にしなくていいだろう。
確かにこたつ上にあるみかんを投げるやつなんか見た事はない。
あるとすれば自分の目の前にあるみかんを、対岸のこたつ同居者に投げ与えるくらいだろう。
長い、こたつではある。
しかしあり得ない事ではない。
ところがこれが、家の中ではなく外。
そして歩いているときになんかみかんを渡したら。
「投げる訳ないじゃないか」
もっともである。
しかし「歩きながら上に放り投げる」。
これはいきなりありそうではないだろうか。
上に投げて、上に投げて、相手に投げるフリ。
あながち、である。
そうなると冒頭の「みかんを持って歩く」というのは、正しくは「みかんを上に放ったり、投げるフリしたりする」であり、そして「みかんを上に放ったり、投げるフリしたりして、ストレート!!」もそう遠くない。
そんなことを考えると、もっとみかんは大切にしなくてはならない事が分かった。

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