リンケージ、スイカ。

スイカとくれば普通思い出されるのが「かぶとむしにスイカを与えると腹をこわす」というやつで、以前も書いたことがある。
別に虫だからと、けなす訳ではないのだが、驚きなのはやはり「かぶとむしにも、こわれる腹があるんだ」という点だ。
多くの人間にとって、虫に高度な腹が必要なのかどうかは分からず、こわれるくらいならなくてもいいんじゃない?という気にもなる。
というのは、昆虫食があまり浸透していない日本人特有かもしれない。
小学校のときに習った、「昆虫は頭と胸と腹で構成される」というのを信じるなら、少なくとも腹は1/3。
昆虫を食べる文化を持つ地域にとって、味にかなり影響を与えるであろう腹は、あってもらわなくては困るくらいだろう。
夏の短い期間しか会えない織姫と彦星のような間柄だからだろうか。
かぶとむし自身の腹に対する意見はよくわからないが、まああってもらわなくてはならないだろう、腹。
ということで、人間、かぶとむし双方が欲している腹は、かぶとむしにあって本当に良かった。
となると次に気になるのが「スイカで腹をこわしたかぶとむしを食べると、どれほどスイカの味がするのか」ということで、それは一見「スイカピューレの入ったチョコレート」に見えなくもない。
しかし、そんな話題をトリに持ってこようとする性質は、昆虫食があまり浸透していない日本人特有かもしれない。

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