リンケージ、やる気。

「やる気スイッチ」のコマーシャルは実際のターゲットについてはともかく、かなり印象づけられる点ではCFとして成功している。
他のところとは違うところを見せたいのか。
多少ずらした感じの塾のCFは、なんかいろいろ大変なんだろうな、と少子化を危ぶんでみたり、空を見上げてみたり、小鳥とお話をしたり。
いろいろと憂鬱にさせる。
うちの猫には、結構全身は白いのだが顔に不均一な灰色の模様の入った、残念な猫がいる。
その猫の腹の、ちょうどへそっぽい部分には灰色の模様がやはりあり、悲しいかな彼は人間に捕まると腹をさらされ、いつも「やる気スイッチ!!」と叫ばれながらそこを押されてしまうのだった。
彼は、おびえて隠れて生活している。
さて、確かCFでは、「やる気スイッチ」はいわゆる「トグルスイッチ」で、ONとOFFを交互に切り替えられるものだった気がする。
普通に考えれば、やる気は一度ONにしたらそれを維持。
スイッチは一度押したら戻ってこないような、そんなボタン形式がいいのではないか。
そう思ったのだが、やはりそれは「OFFも必要」という至極当然な話もあるだろう。
となるとトグルの方が優れているか。
そういえばトグルには「今がONなのかOFFなのか、明瞭」という利点もある。
先ほどの猫は「やる気スイッチ」がただの模様なものだから押したかどうだか永遠に分からず、永遠に押されてしまうことを考えても、トグルがいい。

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