のどごし。

今テレビを見てると、ビールのCFで「のどごしが云々」とあった。
確かにビールを飲むと含まれる炭酸が喉を刺激し、あーっとなる。
のどごしとはあれなのだろうか。
となると、ビールでなくとも炭酸が入っていれば、ジュースでものどごしじゃないか。
などと憤ってみせても、そもそもその矛先はわからず誰かがビール以外の「のどごし」を禁じているわけでもない。
我々は三ツ矢サイダーでのどごしを感じる事ができるだろうし、ずいぶん昔から感じてきたはず。
ただ、のどごしだということを知らなかっただけだ。
そもそも、のどごしが炭酸の気泡がはじける事のみ要因としてあるとは到底思いがたい。
その飲み物がぬるぬるしているのか。
どろどろしているのか。
喉にまとわりつくようなのか。
そういった方面や、もちろん味。
そんなものも全て包括しての「のどごし」なのではないだろうか。
そういえば麺類。
うどんでも「のどごし」という言葉を使ってもおかしくなさそう。
となると「のどごし」を議論するのに飲料である必要もなく、ただその口に入れて飲み込もうとした時。
それがべたべたしているのか。
ねばねばしているのか。
精力つきそうなのか。
ともかく「のどごし」とは、口に入れた時の「おいしさ」と同レベルにある、喉を通るときの何かであるのだろう。

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