【あらすじ】
台湾旅行。
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台湾の本屋でさっそく店員さんに迷惑をかけ、それでも目的のもの「かめの飼い方の本」を理解してもらう事ができた。
階段を上がり、図鑑のあるらしき階に到着する。
そこも他階と、そして日本と同様。
売れ筋の本が平積みされた低い棚と本棚が気持ちよく並んでいる風景。
これだから本屋とか図書館はいいんだ。
うろちょろしてみると「図鑑、生き物」的コーナーが見つかった。
やや同人誌のようなものも混ざるが、ほぼ日本で見る本と同じような雰囲気で、ただ中身が漢字ばかり。
僕はそこでまさに「かめの飼い方」的な本を見つけた。
どうやら、日本で発行された本を台湾版にしたものらしい。
そうだ、かめの素晴らしさは日本だけにとどめておくものではない。
もっともっと広がるべきだ。
ここ、日本と台湾、そしてミシシッピーニオイガメあらためアメリカの、かめブリリアントトライアングルが形成された。
いいぞ。
僕の見つけた本の横には、先ほどの同人誌的簡素な本があり、それはスッポンの養殖、カエルの養殖の本だった。
面白そうな内容だが、ページをめくってみるとこれまた簡素ながらかなり専門的、実践的な内容でよくわからない。
しかし、アジアでは食材の養殖で恐ろしく儲けている人もいると聞く。
うん、ブリリアント。
とにかく目的のブツを手に入れた僕は、緊張のレジを通過しなければならないことに、階段を降りる最中に気づいた。
僕はそれを、レジにて全財産を提示し、見合ったお金を取ってもらう方法で解決。
無事に本屋をあとにする。
もうそろそろバスの時間だろうか。
日本円で1000円弱。
今回の旅行で、持ち物検査で見つかったら恥ずかしい、唯一無二の逸品也。