【あらすじ】
台湾旅行。
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免税店めぐりの時間、あと30分。
免税店に興味のない僕は、そのまわりを歩いてみているのだった。
しかしここで胸騒ぎが発生する。
今見ている時計、時差を調整しただろうか。
確か観光バス内で、日本と台湾は1時間時差があるから調整するように言われていた。
僕はそれを聞いて、その分を計算した時間を手持ちの時計で行っていたのだが、もし調整をしていたのだとしたらその計算は不要どころか1時間のずれを生む事になる。
「免税店めぐりの30分」が、「免税店を終えて出発してから30分」である可能性が出てきた。
まあいいかと探索を続けていると、ある事に気づく。
「セブンイレブン」をいくつか見かけたのだが、全てに「飲み食いスペース」が存在するのである。
ちょうど日本でいうところにミニストップのようなそれ。
そこで地元の人がコーヒーを飲んでいたりする。
なぜ日本のセブンイレブンには「飲み食いスペース」が存在しないのだろうか。
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日本のセブンイレブンに「飲み食いスペースがない理由」
・「入院している人に鉢植えの植物を送らない」という理由と同じ。
・むしろを用意してくる人が多かった。
・名札のついたコンロを全席に置かれてしまった。
・スペース使用権が勝手にyahooオークションに出ていた。
・座席の下にハトが巣を作ってしまった。
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セブンイレブンの近くには英語や日本語を教えてくれる教室があるようだ。
日本語能力検定1級と書かれた看板があり、階段には「お2階へどうぞ」と書かれている。
おそらく、この教室に来て最初に教えてもらう日本語は「お2階へどうぞ」ではないだろうか。
免税店めぐりの時間は、まだある。