ものまね王座的なものを、昔は結構観ていたのに今はあまり観ない。
面白さどうこうよりも、時間がなくなってしまったためのような気がする。
それでもこの間観ていると、気に入ったものがあった。
それは正直、全然ものまねする気のない人の場面。
彼は、ものまね対象者を扱ったネタを披露、面白い。
そしてネタをやり終えた。
このとき、バックバンドが「チャー!!」と鳴らしたのだ。
あれは面白かった。
本来、ものまねの多くは歌手を模したもので、歌を歌う。
そして歌い終えた時、よくこの「チャー」が鳴る。
音楽が終わったよ、を示す意味での「チャー」なのだろう。
そう考えると、一見ネタ披露型ものまねでの「チャー」はよくわからない。
「ネタが終わって、なんかチャーって鳴ったよ」
これが面白かったのだ。
そして分かった。
やはり、ネタが終わった事を示すのだろう。
ネタが終わったかどうかは、少なくとも歌よりも分かりにくいから。
以前「暗転」について触れた事があるのだが、それと似ているのだろう「チャー」。
僕も、すべったときに誰か「チャー」と言ってくれないだろうか。