昨日からのつづき。
【あらすじ】
大阪に行ってきた。
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初めてのフグである。
しかし、おいしいがなにせ初めて。
正解がわからないので、このフグを正解として覚えておかねばならない。
今回のフグがおいしいものなのか。
それは次の「答え合わせ」のときに分かるのである。
フグを食べ終えて店を出ると、別グループがナンパ橋付近のたこ焼きを食べにいくという。
たこ焼きは食べ過ぎていたが、もう大阪の中心とも言うべき場所のたこ焼きには興味がある。
ついていく事にした。
ナンパ橋はまだまだ人が多い。
そしてたこ焼き屋さんもたくさんあった。
「大阪→たこ焼き」
この構図に少しありきたりな発想過ぎて、大阪に申し訳ないなと思っていた。
しかしこの場所を見る限り、例え僕がその構図を全く持ち合わせていなかったとしても、大阪から帰ったときにこう言うだろう。
「大阪はたこ焼きだったよ」
このたこ焼き屋さんの数を見ると「大阪→たこ焼きの発想から店がたくさんできた」「たこ焼き屋さんがたくさんあったから大阪→たこ焼きの構図ができた」のどちらが先なのかと疑問に思う。
しかし、おそらくは同時進行なのだろう。
大阪はたこ焼きであったし、大阪以外の人もたこ焼きだと思った。
大阪のたこ焼き構図は日本のみならず、世界が一丸となって確立した唯一の「建造物」なのである。
2件ほど覗いた店では、目の前でぷちぷち焼いたたこ焼きをそのまま提供してくれる。
大量のたこ焼きをさばくさまはかっこよく、そしておいしかった。