月明かりが楽しい季節になってまいりました。
理屈はさておき、秋冬は月明かりが「よく届く」気がする。
それが太陽由来だってかまうものか。
「夜が明るい」ってだけで楽しいもの。
夜の森で背伸びをすると、とても気持ちがいい。
しかし、客観的に考えると「夜の森で背伸びをしている人」は気持ち悪い。
「これからあたい、木になります」
そんなイメージで、なんだか演劇のテクニック。
そう考えると、夜は「止まっていてはだめ」だ。
動いていなくては。
背伸びもそうだが、止まっていることは闇夜にまぎれようとしている、と解釈されてしまう。
闇にまぎれなくてはいけないのは泥棒と暗殺者だけで、まとめると悪いやつ。
止まっていてはだめだ。
だが、一方で動きすぎるのもどうかと思う。
動きすぎるのは闇夜を利用して見つからないようにしている、と解釈できるからだ。
闇夜を利用して見つからないようにしているのは泥棒と暗殺者で、あら不思議。
まとめると、夜は泥棒と暗殺者だった。
誰しも夜から逃れられないことを考えると、毎日みんな泥棒と暗殺者にいいようにされているようなものだ。
「ということで、明日くらいは夜から逃げたいと思います」
飲みにいこうぜ!!。