かみなり

「一部雷の発生するところがあります」
こう天気予報で言われたとき、気になるのが「自分のところが一部に入るのかどうか」という点だ。
もちろん自分のいるところで雷が発生したら「ここは一部だったんだ」となるが、やはり雷の発生は事前にわかっておきたいところ。
「一部雷の発生するところがあります」
これは、そういわれた全域の人が「自分のところは一部に入るかもしれないな」と気にしておいてね、と留意させるための魔法なのである。
面白いのは、結局雷が全然発生しなかった場合でも、誰も雷の発生についてはっきり決定できないところ。
「どこかで雷が発生するかもしれません」という言い方なら、自分のところは発生しなかったから、「今日は雷なかったよね」となる。
しかし「一部雷の発生するところがあります」という言い方だと、自分のところは発生しなかったとしても、例の「一部」のところでは起きたんだろうな、と感じてしまうだろう。
そもそも言葉の意味自体も、かならず発生する訳でないことを示唆しており、実際発生しなくても文句いわれる筋合いはなさそうだが。
一方で気象予報士側としては、せっかく「一部雷の発生するところがあります」と言ったのだから、どこかでは雷が発生してほしいと考えているに違いない。
泣きながら「ああっ、あれはなんだ」と空を指差し叫んだ気象予報士の話がある。
そして「グレートマジンガーがサンダーブレークを放とうとしている!!」と言いながら自分の携帯電話をはちみつの瓶につけ込んだという。
ここまで全然おもろいところなかったが、今2つおもろいことがイメージできた。
①グレートマジンガーなのかマジンガーグレートなのか、全然わかんなかった。
②はちみつの瓶の中で着信する携帯電話はおもしろく、イメージもいい。
正直なところ、あまりマジンガーZには興味がなく、そのグレートとなると、グレートたる部分は興味なさだけになる。
「グレートマジンガーの劇中、グレートマジンガーは半分くらいマジンガーグレートと呼ばれている」
可能性はあると思う。
そして恐ろしい事に、「サンダーブレーク」なのか「ブレークサンダー」なのかもいまいち自信がない。
これも劇中、混ざっていたと思う。
自信があるのは「ブレークマジンガー」や「サンダーグレート」は違うという点だ。
なんか「ブレークマジンガー」はだめな気もするし。
そして今「雷の話しているときにサンダーブレークなんてキーワードが出てきて、展開楽じゃん!!」と一瞬思ってしまったが、サンダーブレークはまさに雷の話のときに自ら持ち出したもので、今日はもうだめね。

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