合唱コンクールで選曲が許されるならば、クラス一丸となって精査する必要がある。
それは「学生らしさ」についてだ。
音楽は成績悪かったので間違っているかもしれないが、なんだかんだいって合唱コンクールでは「生きる喜び」「感謝」やら「跳躍」、「友達」「若さ」という「学生らしさ」を踏襲、そして合唱として映えるものがいい。
もしくは逆に、なんらそういったものを感じさせないものもいい。
単にみんな大好きだからといって、それに当てはまらないものを選択してしまうと、なんか変になる。
例えば「合唱コンクール自由曲 残酷な天使のテーゼ」。
みんな大好きな曲だと思うが、今頭の中で歌ってみても、合唱コンクールではどうかと思うような歌詞が多い。
全員で神話をどうこう叫ぶ部分も捨てがたいが、何気に僕が一番どうかと思うのは「いたいけな瞳」のところだ。
実際どうかと思う点がある分、合唱できるというのならかなり面白いだろうが。
どうかと思う点を考慮してみると、意外かもしれないが名曲「思い出がいっぱい」は曲名から内容から、合唱コンクール曲としてはどうかと思う。
ちょっと、聞いている大人の都合ありすぎ。
狙っている感がどうしても出てしまうので、たまらん感じにもなる。
「君はまだシンデレラって、お前・・・」
んーパトス!!。
おもわずパトスが出てしまったが、とにかく「自分の子供が親に聞かせる」ということでの「思い出がいっぱい」はもうそりゃあおなかいっぱいだろうよ、だろうさ、である。
追記1
中学のころ、他クラスの「親知らず子知らず」がどうしても歌いたかった記憶がある。
合唱コンクールは、他クラスの選曲がうらやましくなることが多い。
追記2
僕の高校のときの自由曲は「宇宙戦艦ヤマト」。
前年度の優勝クラス「銀河鉄道999」があまりにもかっこよかったがための選曲だったが、歌のシメで全員が敬礼するのは結構すてきだった。