ずいぶん昔、ハウマッチが決まり文句のクイズ番組があった。
確か、ある異国におもむき、そこで日本では知られていない物や仕事にかかるお金を当てるのだ。
「インドネシアでは今、鼻を巨大化する薬が流行っています。その薬の合法的な料金、さぁハウマッチ?」
こんな感じの決まり文句。
間違ってたらごめん。
これを普通のクイズで使ってみよう。
「ヒールの裏を見ようとする動作フェチに比べ、くつしたの跡フェチは10分の1以下の人口しかいない、さぁハウマッチ?」
あんまし普通じゃなかったごめん。
しかもなんとなく違うハウマッチだ。
「さかあがり、ハウマッチ?」
クイズじゃなくなったや。
しかしこれはなかなか考えさせられる。
みんなそれぞれ、いろんな値が付くんじゃないだろうか。
昔は結構いい値していたが、今では価値がなくなってしまった。
そんな人もいそうである。
「夏の日の思い出、ハウマッチ?」
いわゆる「プライスレス」のところに入れてみたら、空気ぜんぜん読めてないことになった。
「今日は楽しかったね!!」
「換金したらいくらくらいかなあ」
ちなみに僕のさかあがりは値がつかない。
出だしからあまりにできなかったため、それに何も費やしていないのだ。