ずいぶん前に、ずいぶん読んだ「幻の動物たち」という本。
そのなかに、こんな話もあるよとして紹介されていた「ムカデクジラ」。
その存在は未確認で、いるかどうかもわからんが、話によると、とにかく特徴はその名のまま。
海にいる、でかい、ムカデ様の体節を持つ生き物とのことだ。
大変である。
ただでさえムカデなのに、でかいのである。
海に入れたものではない。
ウミケムシという生き物が、既に図鑑にも載っている。
人を愉快なまでに不愉快にさせる風貌と毒針を持つやつだ。
そんなのに、でかいお友達が・・・。
近頃新種発見ラッシュだが、こいつはなぁ・・・。
※冒頭の本では、確か「オオムカデクジラ」と紹介されていた。
なのでムカデクジラは少なくとも2種いるようで、余計に心配させる。
ところで僕がこの「ムカデクジラ」の項を読んだとき、まっさきにイメージしてしまったのが「天空の城ラピュタ」に登場するロボットだった。
兵器らしい彼らの腕は、確かいくつかの節からなり、妙な突起がびろびろが登場したりする、なんとも有機的な、そしてムカデな感じを出しているものだったから。
そして次に、こう思った。
「ムカデクジラとラピュタのロボットの腕とは、何か関係があるのかもしれない」
ないだろうが、まだわからない。
世界にはどれほどのムカデクジラ団体が存在しているかそして属しているか、わからないからだ。
ただ僕としては、もちろんムカデクジラには、ビームを出してもらう気も、墓や花壇を任せる気にも、ましてや心がきゅんとなる気にも、今のところならない。