※当方咽頭炎がとにかく治らない為、鋭意手を抜き中。
なんとなく、洗濯機で洗って壊れてしまった携帯電話のことを思い出した。
僕のことだから、携帯が壊れてしまったことを人に説明することになったら、こういうだろう。
「いやー、洗濯機で洗っちゃったうえに・・・」
本来、このセンテンスの「うえに・・・」はいらない。
なんでかというと、洗濯機で洗っちゃった時点で、たいていの携帯電話は悲しいお知らせすらお知らせしてくれなくなるから。
例えば、これが「落としちゃったうえに・・・」などなら、「うえに」の価値がある。
落としちゃったよりも同等もしくは強いパワーの持つ何かがいるからだ。
「落としちゃったうえに、轢かれた」
携帯電話も大往生である。
このように、「うえに」「さらに」には使用方法がちゃんと決められており、それをここでは「泣きっ面にハチの流れ」と呼ぶことにしよう。
このことわざは「泣いていた→そのうえハチに刺された」というほぼまんがな展開を示している。
一方、「ハチに刺された→そのうえ泣いていた」では、どうしてもハチ刺されが強すぎるのだ。
さて、この流れを踏まえると、さきほどの「洗濯機で洗っちゃったうえに・・・」は、人に何かを考えさせる。
それとも、その携帯電話は防水加工でもしていたのか。
「うえに・・・」は何か、「エーン」など、悲しみを表現する新しい擬音「ウェニー」なのだろうか。
何よりも、どんなことをすれば確実に携帯電話の息の根を止めることが出来るのだろうか。
「洗濯機で洗っちゃったうえに、次の日台風だった」
「洗濯機で洗っちゃったうえに、うすがどーん!!」
「洗濯機で洗っちゃったうえに、洗い中(荒井注)にアラームが作動」
「洗濯機で洗っちゃったうえに、ラードをすり込んでしまった」
「洗濯機で洗っちゃったうえに、たまたまその日の洗剤がアリエールじゃなかった」
「洗濯機で洗っちゃったうえに、とろねばスタミナソースをたっぷりとかけます」
うーんいまいち。
頭痛いし。