フォントサイズ

新聞を読んでいるときに気になるのがフォントサイズ、字の大きさだ。
ちなみに、フォントサイズをフォトンサイズとすると、なんとなくかっちょいいロボットの武器っぽくなるが、今回の話とは関係ない。
字の大きさ。
見出しやその題目の概要などが少し大きく印刷されているのである。
「主要国首脳会議 開催」
「新型ウイルスの脅威」
「明日 真夏に迫る猛暑」
程度の差はあれど、新聞を読むものにとって、興味あるものばかりだ。
と、何面かを流し見していくと、上記の見出しと同じフォントサイズで、こうきた。
「さきにとろみ あとで具材」
何か料理の話のようだが・・・。
題材がカテゴリ、重要度に分けられて、それに見合った新聞の場所(面)に掲載されることはわかる。
しかし、それにしてもこの落差は何か。
フォントサイズは変わらない分、その内容が着目され、その落差が浮きだってしまう。
仕方がないが、先に優先度の高いと思われる内容の見出しを見てしまっていると、「なにを、具材を入れるタイミングのことで堂々としているのか」と疑問に思ってしまうのだ。
ところで、このような話になると、どうしてもスポーツ新聞も気になる。
スポーツ新聞は見出しのフォントサイズがすごく大きいから。
そしてその内容は、たいてい「カープ、竜虎狩りで滝登り」みたいなものである。
さすがにあそこまで大きいと、「この内容の見出しがそんな大きなフォントサイズなら、他の字の大きさなんてどうでもいいよね」的な雰囲気となりそうだ。
実際、世界的な事柄を扱った内容の見出しに対し、比較するものためらわれるくらいに大きなフォントの「巨人投壊」見出しは何度もあっただろう。
でも、安心して欲しい。
スポーツ新聞はスポーツを扱う新聞なので、スポーツのことを押していかないと逆に怒られるのだ。
それでも本当に大変なことがスポーツ以外で起きたりすると、それを一番大きく見せてくれたりもする。
そのとき、作り手にどのような葛藤が生じるかは、想像に難くない。
そのスポーツ新聞は、正座をして読まなくてはならなさそうである。

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