卒業文集 10番

卒業文集
10番 これから
みんな、僕の顔を見ると、微妙な面持ちでした。
なぜでしょうか。
僕が「つかず、離れずの距離を維持したい」ときに使われるからでしょうか。
これからも、よろしくお願いいたします。
これからも、いいお友達でいましょう。
これからも、元気でね。
それとも「その前は何してたんだい」と思われるからでしょうか。
これからは、頑張ります。
これからは、ちゃんとします。
これからフランス語を勉強する方に。
これからがあるんだから、いいじゃないですか。
これからがあるんだから、いいじゃないですか。
妻子も、そう言っていました。
これからがあるんだから、いいじゃないですか。
僕がいなかったら、よろしくお願いいたされないのですし、友達でもないし、元気じゃない。
頑張らないし、ちゃんとしないし、フランス語の勉強もしないじゃないですか。
もてはやせ、とは言いません。
「お前、いつから「これから」が始まるんだよ?」
この学校で、30回は言われたひやかしです。
僕が「これから」である以上、ある意味もうこれからが始まっているし、もう終わっているとも言えるのです。
それだけ、みんなに伝えたかったです。
追記
これだけ「これから」を見ていると、ゲシュタルト崩壊チックに、ワケが分からなくなりますな・・・。

「卒業文集 10番」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    久しぶりのオレの大好きな卒業文集です!
    でも、ナチスドイツのゲシュタポ崩壊?と間違え、はてな?と思ってしまいました。
    7942さんはさすがインテリですなぁ。これから、フランス語を勉強しときます。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おほめいただき誠に光栄ですが、当方「ゲシュタポ」なるものは、バッチリ知りませぬ。
    ごみんなすい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です