クリスマスケーキは、クリスマスが過ぎるとただのケーキになると思われがちだが、そうではない。
ケーキ以下になるのだ。
ではなぜ「以下」なのかというと、飾りのせいである。
「merry christmas」的な飾りが、12月25日を境に、負に働きだす。
このときの、飾りの「クリスマスっぽさ」は、どうにも「祭りのあと」の悲しい感じが出てしまっていたり、その華やかさが辛かったり、じゃあ来年のクリスマスを指しているものと思い込もうとしても、そのときケーキは土になっていることは想像に難くなかったりし、頑張っても価値はゼロ以下になってしまうのだ。
みんな、そのことをよく知っている。
店頭の売り子さんは、24日から全力のはずだ。