食事環境2

昨日からのつづき
【あらすじ】
カウンター席しかないラーメン屋さんというのは、以下の点で、変な飲食店であることだなぁ。
・料理を作ってくれた人が、目の前にいる。
・料理を食べる人の目の前に、忙しそうな人がいる。
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料理を食べる人の目の前に、忙しそうな人がいる。
普通、食事中に目の前で別の料理をこしらえるような、忙しい人はいないことが多い。
また、もし忙しそうな人がいたとしても、それはたいてい食べることに忙しいのであって、これはしょうがない。
しかしラーメン屋さんでは「あじたまいち?の、ねぎ?の」「はい?の」とか言いながら、聞きながらの忙しさだ。
その忙しさ。
よくわからないが、ラーメン屋以外では漁船くらいにしか見られない食事環境ではないだろうか。
しかし、だからといって、「ラーメン食べてんだから、ばためくな!!」というのは、早とちりな意見だ。
考えてみよう。
ラーメンを食べているとき、カウンター越しでじっとあなたを見つめる店主を。
ちょっとは動いてもらっている方がいいと思う。
このことは店主店員さんも経験則があるようで、特にお客さんもいないのに、なんだかお冷を用意したり、麺のかごをお湯から出し入れしたりしているようだ。
自分の手をじっと見て、石川啄木になっている人もいる。
料理を作ったら「はいおわり」と閉店することなんて、出来ない。
でも、手持ちぶさただ。
以前、それに類似した場面について色々書いたことがあるが、とにかくそれってたいへんだから。
暗転の恩恵
「料理を食べる人の目の前に、忙しそうな人がいる」のは変だが、しょうがない変なのだ。
次回
食事中、店主店員その他に色んなことをしてもらい、ご機嫌をうかがう。

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