もれなく その2

【あらすじ】
「もれなく当たる」について。
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今回言いたいことは、なんとなく「もれなく当たる」の、もれなく当たるっぽさが、足らない、と感じることだ。
「一人でも安心。固定型目薬さし器が応募者全員に、もれなく当たる」
確かに、もれなく当たっている。
ただ、もっと「もれなく当たる」感じが出せそうな気がする。
もう少し頑張れば、100パーセントを超えられそうな気がする。
スーパーサイヤ人4が、手の届くところに見えている。
そんな印象を受けるのだ。
受けない人、ごめんなさい。
ここでその印象がどうして生まれるのかを考えると、それは「当たる」という言葉が原因である、という結論だった。
どうにも「当たる」というと、例「応募を見る→はがきを送る→企画側がはがきを確認する→必ず賞品を発送する」という風に感じられるのだ。
・・・そう。
確かに今の例で、十分に「もれなく当たる」っている。
「はがきを送って、100パーセント賞品が届く」からである。
ただ、見方を変えると「もれなく当たる」賞品のはずなのに、それを発送するまで、4つも手順が必要なの?とかいう気もしてこないだろうか。
必ず当たるんである。
「もれなく」という言葉でも、必ず当たる感はカバーされている。
しかし、せっかくの「はがきを送って、100パーセント賞品が届く」ができるのだから、企画者側はもっと「はがきを送って、100パーセント賞品が届く」を強く言えた方がいいと思う。
もっと、積極的に当たることをアピールできるのではないだろうか。
どうやら先ほどの印象は、こういうところから生まれたものっぽい。
ということで、「もれなく当たる」をこう言ってみよう。
「もう当たってる」
言い換えてみよう。
「はじめてでも安心。防犯ブザー/GPS/Webカメラ搭載のおつかい用地図が応募者全員に、もう当たってる」
これなら、さきほどの「もれなく」よりは、企画者の賞品を送る気まんまんの積極さが出ているような気がしないだろうか。
「もう、お前の住所さえ。お前がはがきを送ってくれさえすれば。」
「俺たちはすぐさま賞品を発送することができる。」
「なんたって、もう当てられちゃっているんだものな。」
「そうさ。この賞品は、既に俺たちのものじゃあない。」
「そんな賞品は、すぐに発送するに限るのさ。」
こんなだ。
とりあえず、この場では「もう当たっている」の方が「もれなく当たる」っているということになる。
企画者側の人は、参考にしてもらいたい。
もし、「もう当たっている」の印象が弱まってきたなぁと感じられたときは、それは「もれなく当たる」に戻せばいいのだし。
おわり。

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