昨今の「電子辞書における大艦巨砲主義」の肥大がはなはだしい。
以前は国語辞書と英語関連くらいで、もちろんそれに特化したものもあるようだ。
しかし、特に総合的な機種においては辞書関連がそれぞれ2?3種類、そのほか料理や薬など、途方も無い情報がつまっている。
電子辞書開発陣は、もう5年くらい前には気付いていたのではないか。
「もう、特に入れるもん、なくね?」
でも、せっかくなので、さらに色々入れた。
すごく入れた。
最近はワンセグ見れたりもしちゃった。
そしてこれから。
おそらく昆虫図鑑ときのこ図鑑が入る。
お経が入る。
遠赤外線が出る。
聖書が入る。
枕の下に置いて寝ると、よくアルファ波が出る。
有名な小説が入る。
いい香りがする。
情報の入れ替えが可能になったりしながら、人の関わった全てのことを網羅するようなものができるのだろう。
だが、それでも多くの人にとっては、人の英知はまだまだ手のひらサイズに納まる程度の量しかないはず。