まんざら 1

7942「美容室で髪を洗ってもらっているとき、顔にタオルをかけられなかったのです。」
nimbus「ええ。」
 
7942「なので、美容師さんに聞いてみました。」
nimbus「タオルについて?。」
7942「いいえ。髪を洗ってもらっているとき、私は何を見ればよいのでしょう、と。」
nimbus「すると?。」
7942「美容師さんは「なんでも、見てもらえばいいんです。目をつむってもらってもいいです」と答えました。」
nimbus「ええ。」
7942「そこで僕は提案したんです。」
nimbus「どんな?」
7942「天井に世界地図とか、曜日の英単語を書いた紙を張っておくのはどうか、と。」
nimbus「すると?。」
7942「美容師さんはまんざらな様子で、接客用の笑顔を見せてくれました。」
ということで、「まんざら」である。
今調べたところ、「まんざら」は、使われる際には否定的な事象に対して、その否定を緩和もしくはむしろ肯定したりするとき、打消しの言葉を伴って使われるそうで、「まんざらな様子」という使い方はブーなのらしい。
それはそうだ。
「まんざら」といえば「まんざらでもない様子」というのしか聞かない。
「まんざらな様子」は、聞いたことがない。
「まんざらでもない」と、ないといわれるシーンでしか使われない「まんざら」。
ちょっとカワイソウだ。
使ってやってみたい。
「まんざらでもない」の反対が「まんざらだ」とすると、冒頭にも記したように「まんざらでない」は「むしろ肯定」な意を持つらしいので、「まんざらだ」は「否定的」な意を持つはず。
どうなるんだろうか。
・・・ところで、僕だけだろうか。
ある商談の席で。
かなり厳しい条件を提示したにもかかわらず「まんざらでもない態度を示した=まぁ、OKかな・・・」という場合の逆を考えるとき。
僕は「まんざらな態度を示した=むむ、それはちょっと飲めないなぁ・・・」とは考えられないのだ。
「まんざら」は、そんな明白な否定を示すような言葉とは思えない。
上記の例の場合の「まんざらな態度」とは、相手が話しているにもかかわらずメモ帳に「スライム」を書いてみたり、コースターに異常な関心を示したり。
そんな態度のような気がする。
以上を踏まえての使い方考え。
何も考えていないけど、明日に紡ぐ。

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