アレゴリカ・ワークス

「桃太郎」を知らない人に、そのストーリーを説明する。
「桃から生まれた人が、犬、猿、キジを連れて鬼退治する話だよ。」
「桃太郎」を知っている人の幾人かにとっては、もうちょっと詳細を加えてもいいと思うような説明である。
詳細
・おじいさん、おばあさん
・鬼を殺すため、木刀を振り続ける日々
・きびだんご
・おばあさん手作りのオール
・鬼ヶ島
・必殺・真空鬼殺斬(しんくうきさつざん)
・幽閉されていたお母さんに出会う
・必殺・真空鬼殺斬(しんくうきさつざん)
でも、単純な方が、相手に伝わる。
詳細はその後でもいいのだ。
しかし、ここで相手が「桃」と「犬、猿、キジ」、「鬼」と「退治」というものだけを知らなかったとすると、どのように説明すればよいだろうか。
「桃太郎について説明します」
この段階で「桃」が分からないのである。
私は断言する。
多くの人が「あんず太郎」と例えるだろうことを。
そして、この例えで我々は気付く。
つくづく「桃太郎」は「桃」から生まれてきてよかったなぁ、ということである。
「あんず太郎」
明らかに駄菓子的な商品名である。
※もちろん、逆説的には「我々はよく桃太郎を刷り込まれているなぁ。」となるが。
そんなこんなで「桃太郎」は「あんず」から生まれることとなった。
桃太郎が生まれた「大きな桃」に対し、「大きなあんず」が私に与える違和感はかなり大きい。
保守的な証拠である。
とにかく、これで「あんず太郎」が「あんず」から生まれたところまでは説明できただろう。
つづきは明日だな。
追記
ここまでの留意点は、桃のニュアンスを伝えたい場合のケースをあまり考えていないところだと思う。
桃があんずに変わっても大丈夫だと思うけど、実はストーリー上、もしくは個人的な理由で「桃でなくちゃ!!」の場合は、相手に桃を見せてあげよう。

「アレゴリカ・ワークス」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    必殺・真空鬼殺斬(しんくうきさつざん)
    にはビックリだ。
    こらしめないで、殺すらしい。
    それよりだ。
    桃うんぬんより、「どんぶらこ」の説明を!!

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >>桃うんぬんより、「どんぶらこ」の説明を!!
    「どっこいしょ」と、語源は同じらしいよ。
    A「この荷物重いから、せーの!、で持つよ。」
    B「うん」
    A「せーの!!」
    B「どんぶらこ!!」
    ね?。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    桃がどんな思いで桃太郎を運んできたかが、よく分かりますね。

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