ヒロユキが12歳の頃、そのいとこのヨシミは、コップを洗うのがめんどくさいから、コップに口を付けずに水を飲んでいたっけ。
サトシはそう思った。
ヨシミの同級生のカズヒロは「昆虫マット」を座布団みたいなものと思っていたし、カズヒロと苗字が同じなタカヤは、そろばんをはじくより床に叩きつける方が早かった。
ガムテープの軸を両腕に装着するのが趣味だったトモミはタカヤのことを知らなかったが、カーディガンをガーディアンと勘違いしていたし、その弟のツバサはこの間、ピンク色が好きになった。
そんなツバサと音域が一緒だったハムドがドラゴンボールGTにはまっていた頃、学校の一緒だったシンジは小銭入れの重さから合計金額を当てることが、ナミは一度あけた封筒を未開封の状態に戻すのが得意だった。
ナミの開封済み封筒をハサミで丁寧に開けていたハルゾウは「なんだか、肌が流木みたいになってきた」と言っていたが、その将棋友達のゲンジは、基本的に無傷だった。
ゲンジの精神的母親のオサヨは気の強い女性で、分量を量らずにカレーのルーを入れていたけど、それを愛おしく見ていたヘイハチはリンスを愛用していた。
この二人は転校生さながら中身が入れ替わっちゃって。
オサヨなんてゲンジに何度もヘッドバッドしてみたけど、映像的にぎりぎりだった。
その時代、ショウジは野球の審判をしていてアウトのとき、腕をビシっと止めるのと、振り下ろすのどちらがかっこいいのかを悩んでいたらしいが、ピッチャーをやってたトモキは、自分のいる場所がちょっと小高いことが恥ずかしくてしょうがなかった。
そんな僕らが、今度おそろいのTシャツを着ることになりました。
よろしくお願いします。
注
何かが起こりそうだよストーリー
何かが起こりそうだよストーリー リターンズ
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多くの人間が、どうでもいいスキルを持っていることを思わせる記事ですね。
しかし、おそろいのシャツを着ることをわざわざ報告する精神には感服した。
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スキルは違うだろー。
スキルは。