昨日からの続きなので。
しかし、この「油断」から、万人が手を挙げて喜ぶようなものが生まれてくることもあるはずである。
「油断」した人が見つけたものが、「油断」していなかった人にとって青天の霹靂のようなものであった場合。
第三者の登場により、パワーバランスが一気に崩壊するのだ。
例えば、どこぞの会議室で「飴の新製品」の商品名を考えていたとする。
ポイントは
「さわやかな味」
「口臭をおさえる」
「ノンカロリー」
である。
「爽やかスッキリ飴」
小さく「ノンカロリー」と印刷。
これでとりあえずは丸く収まるはず。
しかし、家族関係、愛人関係と色々油断していた部長が、さらに「油断」していた。
「くちびらき、というのはどうかね?。」
「口開き」
・・・用も無いのに口を開きたくなるくらい、口臭もなく、さわやかであるということか・・・。
会議室は静まり返るだろうが、社員達の心の中は騒然としている。
「妖怪みたいで怖い。」
「ノンカロリーに触れないのは何故。」
もちろんこの例は僕が「油断」しているため、適切なものとは言えない。
だが、似たようなことがおきてうまく転がった例は、商業などにかかわらず結構多いのではないかと考える。
ビオフェルミンという商品のCMでは、「おなか急降下」というフレーズが登場する。
これとて、社員に紙を渡し「何か書いて」と依頼したら全て「おなか急降下」と書かれてあったわけではあるまい。
もしかしたら上記のような流れがあったのかもしれない。
今、僕は「油断」している。
「使える」と思う言葉が、出てきているのだ。
「ねむくなる成分」
先生の話。
何かのエッセイ集のタイトル。
ハンドルネームなど。
「含まれておりません」と組み合わせると、かなりいけると思うのだが、いかが?。
追記
僕が知らないだけで、みんな使っているとしたら、恥ずかしいなぁ。
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本当に色々思いつきますな。感心した。
まあ、最近「~の成分が含まれています(いません)」のキャッチは増えつつある気がするので、恥ずかしい思いをしてください。
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増えつつあるんだ。
でも、「ねむくなる成分」のやさしい感じや汎用性には勝てまい。