「マスタード抜きにしてください。」
ドトールのホットドッグはおいしいのですが、マスタードが苦手な僕は注文のたびに、これをいうことになるのです。
「かしこまりました。」
数分後、できたと呼ばれたので取りにいくと、そこにはマスタードのみかかったホットドッグが2つ。
・・・かしこまってないやん。
しかも、ホットドッグにとって重要なファクターであるケチャップがない。
・・・逆かしこまりましたやん。
と、このように相手に何かを伝えるというのは、案外難しい。
ヘンな話、人間としての経験を積むほど「相手はこう考えるんじゃないか」「相手はこう言いたかったんじゃないか」というのが働いて、ヘンなことになるのだ。
とにかく、「マスタードなし」が「マスタードのみ」と伝わってしまったのだ。
うーん。ざんねんだ。
しかも、2本か・・・。
どういう風に言えばよかったのだろうか?。
「ご注文は?」
「ホットドック2つで。ところで・・・」
1.「ケチャップのみでお願いします。」
2.「もう、ほんと僕、黄色いヤツが大嫌いなんですよ。例えば信号。なんですか、あの中途半端な主張は。青信号点滅でも同じことが言えるなら、そもそも黄色信号はいらないんですよ。また、僕の携帯は表面がいろんな色を発するんですけど、黄色の時だけ、何をこちらに伝えたいのかがわからない。青は着信。赤は留守番再生とかなんですけど。どういうことなんですかねぇ黄!!。そして、この意見を、君がホットドッグを通じてどのように反映してくれるか、楽しみです!!。」
3.「マスタードっていうと、マスタードガスですよね。第一次大戦でドイツ軍が使用していたびらん剤で、からし臭があるからイギリス軍がそう呼んだらしいですよ。それにしてもびらん剤って、本当にダメですよ。うん。そもそも戦争がダメですよね。うん。ダメだ。でも、そんな戦争がはびこるこの世の中にも、リコピンっていう体にいいものがあるんですよね。」
4.メモを渡す
「何でも細かくチクチク言う人」が周りにいないでしょうか。
彼らは以前、マスタードのみのホットドッグを出されたはず。
追記
マスタードって、おいしいやないか・・・。
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マスタード嫌いを直そうとした店員さんの優しさが伝わってなによりです。
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ほ、ほんとだー。