有言の束縛

勧誘の電話というのは、それ以降電話に出るのがいやになるくらいひどいものもある。
例えば「友達なんですよ?」タイプ。
いかにも親しげな感じを炸裂させてくる電話だ。
僕や姉の名前は、少しだけ珍しい読み方をする。
だから、友達風でも読み方が間違っていることですぐに勧誘だと分かる場合がある。
でも、そううまくいくことばかりでもない。
出たら最後、断る機会を失った僕らは英会話カセットの仕込まれた枕を買う羽目になってしまうわけだ。
出てしまった。切りたくても適当な理由がない。
そんな時、我々は嘘をつく。
一番多そうなのは
「今から出かけるんで」。
「ちょっと本人いないんで」。
みたいなところだろう。
だが、待ってほしい。
普通の勧誘電話ならともかく、こちらを不快にさせるような電話に、こんな湯葉のようなほにゃほにゃな対応でいいのだろうか。
傍若無人極まりない彼らに、少しでも対抗したいとは思わないか。
君は、土曜日の晴れやかな午前中をその電話により汚されてしまったのではないか?。
ということで、少しでも相手にダメージを与える断り文句を考えてみた。
「ちょっと今、ペディキュア塗ってるんで」
:ぜひ男性に言ってもらいたい。
「ちょっとすいません。今、パン焼けたんで」
:「俺パン以下かよ」と思わせることができるかも。
「今ちょっと背中痒かゆいんで、すいません」
:実際にかゆくなってしまえばいいんです。
「ちょっと、両手とんがりコーンで塞がってますんで・・・」
:ここで切ってしまえばいい。野暮なことは聞かれないで済みます。
「すいません。今、ちょうどいい着陸地点がないんですよ」
:何かわかんないけど、相手も「あぁ、そうでしたか」とか言いそう。
「あっ、やべっ、ちょっ・・・」
:これで切れても文句は言われないと思います。
「あー、今クリントンとケネビー来てるんで」
:ケネディーとゴルビーを混ぜているところがミソ。
まぁ、腹立つ勧誘もあれば、こちらが滅入るくらい丁寧な勧誘もある。
また、相手から「へ?」とか言われると、むしろこちらへのカウンターとなる。
何かヘンなこと言いたいときは、気をつけて。
今日の勘違い
「ぼうじゃくぶじん」を「ぼうきゃくぶじん」と勘違いしました。
変換して、「忘却武人」となり発覚。
ちなみに「忘却武人」は
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ。」の四字熟語版だと思います。

「有言の束縛」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「お前、同業者にかけても成績あがんないぞ?」
    すぐ切るか、愚痴モードになるかの二択。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「あー、今「みんゴル」やってんで」というのを書くの忘れました。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    どっかのサイトで、勧誘電話に勝った負けた。と言うような内容のものがあったな。
    面白かった。
    出だしのやり取り
    A「あ、すいません猫が」みたいなね

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    やっぱりそうなんだ!!。
    みんな困ってんだ!!。
    こんなところで猫の自由奔放な面が生かされているとは・・・。

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