キマワリ:
しょくぶつポケモン。いつも木の近くにいるところからこのように名づけられた。いつもは温和だが、木を切るものに対しては容赦しない。「モキー!!」と鳴く。
かどうかは知らないが、今日の「キマワリ」は甲虫目 ゴミムシダマシ科。
北海道から九州まで生息しているという、いうところの「カブトムシ」の仲間です。
こないだ、家の近くを久しぶりに散策しました。写真撮影が僕の趣味の一つであると思い出したからです。
我が家から自転車を5分もこげば、そこはギアナ高地かはたまたロストワールドか。
イケてる風景と生物がてんこもりの田んぼ + 川辺に到着します。
とりあえず田んぼ。
歩き回ったり、田んぼを覗き込んだり、農道を這いつくばったりしていると、たまーに通る農家の人が、「なにがめずらしいんだか」的な視線を投げかける。
でも、大丈夫。
僕より年上のおっちゃんが近くで這いつくばってる。
彼はスイレンの花を美しく撮るがために、そんなポーズが必要だったのだ。もう、他人は関係ないのである。
僕とおっちゃんは田んぼを踏破した。互いに寄らない話しかけないのは、カメラ野郎としての暗黙の了解もしくはおっちゃんが僕のことを嫌いだったかだ。
しばらくすると、おっちゃんは満足げにママチャリで行ってしまった。
おっちゃん。戦場での絆、ファインダー越しでも感じたぜ・・・。
僕は、なぜか台車に乗せられたハス、小さなゲンゴロウ、何に使うんだかわからない4車輪の物体が撮れたことで田んぼに満足。
近くにある神社付近に行くことにした。
川付近にあるこの神社は、なかなか綺麗なところだ。
しかし神社の入り口は奥まったところにあり、少し離れた散歩コースと続いているような感じなのである。
よって、「ちょっと遠出してます」みたいな日焼けマウンテンバイクたちが必ず神社の入り口まで来てしまい、Uターンせざるを得なくなるようなトラップ神社でもあるのだ。
僕は、日焼けマンたちを遠めに見ながら、少しはずれた水路へと向かった。
ここは、具体的に言うと「まむし注意」看板が頻出しているような場所。人がこない分、面白い。
僕が最初に心奪われたのはカワトンボ。ひらひらと飛ぶ、綺麗なトンボだ。
そしてそのカワトンボを奪ったのは僕のカメラではなく、ギンヤンマだった。カワトンボはつかまって、どっか連れてかれちゃった。
なんともダークなすべりだしの川辺探索だったが、カワトンボは腐るほどいたことと、まむし看板によりダークも何も意味をなさなくなった。
風景は「水の流れる空中庭園」を想像していただければ合っていると思う。こじんまりとしているが、落ち着く場所。
はい?。
「水の流れる空中庭園」って?。
あるでしょ!!。キミのこころの中に・・・。
ここでの探索、一番の成果は「かなへび」を撮ったこと。
僕は人としてオーラを消すのが得意らしく、被写体のかなへびは、最初は緊張していたが段々とリラックス、大胆なポージングを見せた。
最後は神社境内。
神聖な場所なので、控えめに撮りまくった。
灯篭はブレた。
虫の死んだのを捕まえてたムカデは、キモかった。
けど、少し息を吹きかけたらエサを離して逃げてしまった。
この日、僕は少なくとも2匹の虫を不幸にしてしまった・・・。
神社の階段は、撮り方でずいぶんと迫力が出た。
そして、帰ろうとしたとき。
階段で「きまわり」を見つけた。
図鑑では「郊外ならどこにでもいる」とか書いているが、僕はほとんど見たことがなかった。
キマワリにたどり着くの、長かった!!。
僕の人生的にも。
ブログ的にも。
何で「キマワリ」に、こんなにも夢中に書けるかというと、その名の由来が「木の辺りでうろうろしているから」という、冒頭のくだりとさほど変わらないような話を覚えていたから。
「何で神社の階段にキマワリが・・・。」
階段のキマワリは名の役目を果たすこともなく、微動だにしない。
キマワラないキマワリを見るとは、くるみを割らないくるみ割り人形を見るようなものである。
つまり、くるみ割り人形を見たことがない。
違う。
つまらない。
ので、帰ろうとしたところ、その近くに積んであった木の幹に。
いるいる回ってる回ってる。
たくさん「キマワリ」がいるんである。
「日本キマワリの会」なるものがあれば、僕は震える手で電話をしていただろう。
数もさることながら、ちゃんと忙しそうに回っている。さっきのヤツははぐれ刑事だ。
リスは、森の中で忙しそうにドングリなどを探したり、埋めたりする様から「森の執事」という二つ名(?)を持つという。
キマワリよ。
リスが執事なら、お前は「森の木回り」だ。
よかったな。
回っとけ、回っとけ。
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写真見たよ。
いいね、ちょっと対抗心でてきた。
また、UPします。
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読んでいてノスタルジックな気分にさせられた。
だが虫はだめだ。
ちんまい虫でもひゃあ~ってなる。
助けて虫博士!
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ちなみに僕も、どちらかというと「ひゃあ~」ってなる方面。
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キマワリ
篤い季節が近づくと顔の花びらかは鮮やかになり、活発に動くようになる。
らしいよ。