いい加減

ゆうこりんのCMを流し続けるカーセブンに対し「いい加減にしろ」という意見が某市議会の場で出たというが、今回はこの「いい加減」というものがどういった按配なのかを考える。
上記の例では、人によっては
「ゆうこりんこそ、いい加減のところのものだ」
「ゆうこりんの脇こそ、いい加減のところのものだ」
という意見もあり、それ以外も多種多様であろうため、一概に「いい加減」ポイントがどこであるかは特定できない。
しかし、「出会うたびに校長のスキンヘッドをぱしぱし叩く生徒」に対して発せられた「いい加減にしろ」については、ある程度特定できる。
「校長のスキンヘッドをぱしぱし叩く行為」を「いい加減」にしてみると、たぶんこんくらいで落ち着く。
「スキンヘッドを叩かない」
「スキンヘッドをやさしくなでる」
「育毛用ブラシでやさしく叩く」
校長の頭を真っ赤にしたときに「いい加減にしろ」と言われたら、次の日からはこれらをすればいい。
むろん、それもやられたくないとする先生側としたら、注意するときの文句は「何もするな」にしなくてはならない。
一般的に「いい加減にしろ」というのは、すごく抑制的な感じのする言葉として認識されているが、考えようによっては「いい具合に調整してみろ」という風に取ることもでき、その点このやり取りはフリーシナリオシステムなのである。