ネガキゴ4

昨日から。
【あらすじ】
ポジティブな感じのする、季節を感じさせる言葉(さくら)をポジキゴと言い、ネガティブな感じのするほうをネガキゴと言い。
今日はそれ以外。
=====
ポジティブな感じのする季語、ポジキゴ。
ネガティブな感じのする季語、ネガキゴ。
今回定義した季語は3種類あると先日申し上げましたが、残るひとつは「それ以外」。
中庸さがウリです。
考えてみましょう。
?パイプいす
一見、季節に依存しないような気がしますが、よく考えるとそうでないことに気づくでしょう。
そう、卒業式に一斉に出動要請がかかり、一斉に撤去される、その一過的な存在感。
ネガキゴです。春です。
かわいそうなやつです。
誰しもそのお手伝いに参加、調子に乗ってパイプいす格納場所などに侵入して、怒られたことがあるでしょう。
?ニュートリノ
これも季節なんてあるかい!!という気がしますが、あります。
ポジキゴで、夏です。
みなさんそうでしょうけど、夏がいちばん、体をニュートリノが透過したことを感じやすい季節なのです。
ちなみに、寝ていて急にびくってなるとき、あれはニュートリノが眉間を透過した瞬間です。
夏。
クーラーが聞いた教室でびくってなる人、多いですよね。
?セーターごし
これはわかりますね。もう、どキゴです。
ポジキゴで、秋です。
ちょっと、表現力ありすぎで、困っちゃうくらいです。
=====
今、深く考えずに挙げたものは、すべてポジキゴか、ネガキゴでありました。
そう。
これらのキゴに所属しない、第3番目のキゴは、そうないのです。
では、そういう観点から深く考えてみましょう。
そして、本当にそれが季節に依存しないのか、「有名な、季節の入った曲に対し、季節部分を列挙した言葉に置き換えてみる」ことにしましょう。
?タオル
「タオルの うららの 隅田川」・・・元「春」
「タオルが来る きっとタオルは来る 大黒摩季」・・・元「夏」
ああ、だめだ、ここでタオルが夏のポジキゴであることがわかってしまいました。
大黒摩季が汗をタオルで拭っているイメージしかわいてこない。
こいつ、中庸じゃない。
対象外。
?北別府
「北別府がはじまるよ ほらまた僕のそばで 槙原」・・・元「冬」
「北別府のリヴェエラ 男ってやつは」・・・元「冬」
北って時点で、どう考えても冬だ。
しかも、なんとなくネガキゴっぽい。
ごめんなさい、北別府。
?女装
「女装よ? 遠き女装よ? 松任谷由美」・・・元「春」
「あ? 女装休み Tube」・・・元「夏」
「うす紅の 女装桜が 女装の日の 山口百恵」・・・元「秋」
「女装がはじまるよ ほらまた僕のそばで 槇原敬之」・・・元「冬」
・・・これはどれも当てはまって、ある意味中庸なのではないだろうか。
器量良しである。
まあ、こんなところだ。
今回の話題は、始まってからすぐ頓挫していたが、これほどまでとは…。
でも、?以降は、君のこころの中にあるのを忘れないでいてほしい。
そして、悪気がないことを、分かってもらいたい。
ネガキゴ終わり。

ネガキゴ3

昨日から。
【あらすじ】
ポジティブな感じのする、季節を感じさせる言葉(さくら)をポジキゴと言い、ネガティブな感じのするほうをネガキゴと言い。
今日は秋と冬。
=====
●秋
・ネガキゴ
「○○の秋」全般
許せないのである。
秋。
ことばに「の秋」をつければ、なんでも許されると思っているのである。
誰かが。
そしてその懐の深さが、○○の中にネガティブなモノを入れた際、それを際立たせる。
「不意打ちの秋」
「ポケベルの秋」
「期限切れの秋」
「かくしだまの秋」
「ドーピングの秋」
「たまぎれの秋」
「不足の秋」
「掃射の秋」
晩秋という言葉があることも手伝ってか、より滅入りそうなものばかりである。
●冬
・ネガキゴ
「短パン」
本来、冬に短パンを着用することはそう、「ザ・パンチ」のネタになってもおかしくないほどの危険性をはらんでいる。
しかし、これよりもネガティブな感じのものがあるのも事実である。
だが、待ってほしい。
冬における「短パン」ネガキゴとしての真価は、ときどき「いちゃっている」ことにあるのだ。
ネガティブなものが存在することを周囲に知らしめる短パン人。
ファッションではない。
しかも、その行為がなんとなく「寒さに強くなります」というメリットを含んでいそうなことが、なおさら見るものを落ち込ませるのだ。
次回。
季節に季語は三種類ある。
ポジキゴ、ネガキゴ、あと何か、について。
ぶっちゃけ「それ以外」カテゴリです。

ネガキゴ2

昨日から。
【あらすじ】
ポジティブな感じのする、季節を感じさせる言葉(さくら)をポジキゴと言い、ネガティブな感じのするほうをネガキゴと言い。
=====
●春
ネガキゴ
「着ぐるみを着たサークル勧誘員」
いきなり長い上、一見「ポジティブじゃね?」と思われそうだが、よく考えるとかなりめんどくさい存在ではないだろうか。
まっとうな意見で言うと、顔の見えない勧誘、の点だとか。
とりあえず、ひと歌。
「寄ってきたら、その分距離とりたいな、着ぐるみ勧誘員」
●夏
ネガキゴ
「蚊」
なんだ、普通じゃないかと思われるかもしれないが、まぁ言わせてください。
「普通だって、いいじゃない!!」
さて、蚊について語ります。
僕が日頃思っていることに「人間にとって重要なものは、それを表す言葉が短い」というものがあります。
人間にとって重要であるということは、それだけ人間はそれを素早く認知する必要があるため、極力簡潔な呼び名をあてたと思うのです。
生。
死。
蚊。
愛。
気づきました?。蚊が紛れ込んでいるのを。
このように、蚊は死や愛とタイマンをはれる簡潔さ。
なんたって一文字。
最短です。
最寄りです。
では、なぜ一文字なのでしょう?。
そう、それは人間にとって重要だから。
では、なぜ重要なのかそれは血を吸ってかゆくさせるから。
人間にとってかゆくなることは負であり、ネガティブです。
ゆえに、蚊の重要性はネガティブ性なのです。
みんなも思わず納得の論理武装でお送りしておりますが、とにかくみんなが思っている以上に、蚊はネガティブなのです。
じゃあこの辺で、僕は「ネガティブ」の意味を調べなくちゃいけないので、次回へ。

ネガキゴ

文句を言うつもりはないのだが、今はとにかく「さくら」だ。
何をするにしても「さくら」を入れておけば、間違いない。
さくらづくし
さくら渋滞
ソリティア・さくら
日清やきそば・さくらUFO
さくら攻め
とりあえず付けておけば、季節さえ間違わなければ、「旬」というステータスを獲得できる。
しかもこの例「さくら」は、何だか人をいい気分にさせる。
先程の「さくら渋滞」だって、本来「渋滞」の持つ嫌さを「さくら」が緩和してくれているじゃないか。
「渋滞だけど、さくら渋滞じゃあ、しょうがないか」
人々はそう思ったのち、「だって春だし」と口にするのだ。
さて、そんな意味を持つ言葉をポジティブな季語、ポジキゴと定義してみると、やっと今回の話題に入ることが出来る。
ネガキゴである。
ヒーローには光と影が存在するように。
FFTの陰陽師が何故か相手のHPを奪う術を覚えるように。
「ダークナイト」が面白かったように。
後半の二つはやや関係うすまるが、季節には二種類の季語が存在するのである。
例えば春。
「さくら」がポジキゴだとしたら、「花粉症」はネガキゴだろう。
次回、続き。
もちろん、もっとひねくれて考えたい。
あ。
あさって楽するために、季節に季語は三種類あることにしておく。

チョコ稜線

冷蔵庫にあった私のエクレアがなくなった。
お母さん、私のエクレアたべた?
「え、食べてないわよ」
トモキが帰ってきた。
トモ、私のエクレアたべた?
「え、食べてないよ」
こういった問題でも、わが家ではちゃんと解決するという決まりがあるので、父親が帰ってきたのと同時に家族会議が始まった。
「俺?。俺は今帰ってきたんだからなぁ」
うーん。解決しないね。
「どうかしら。誰が一番エクレアを欲しているかを考えてみたら」
えー。
うーん。
まずお母さんは、袋に残ったエクレアからはみ出したクリームを搾り出すのが好きでしょ。
トモは、上にかかっているチョコレートの口溶けの具合を考えながらエクレアを温めるのが好きだし。
お父さんは、いつも口の周りにチョコとクリームが付きまくってるし。
今もそうだし。
うーん。エクレアだけに注目したんじゃ、解決しないね。
「じゃあ、エクレアの範囲を少し広くしてみたら?」
えー。
うーん。
まずお母さんは、ものを食べるために生きてるって感じだし。
トモは、いつも反芻してるし。
お父さんは、いつも口の周りにチョコとクリームが、今も付きまくってるし。
うーん。解決しないね。
「おねえちゃん食べたんじゃない?」
えー。私?。
「昨日、エクレア食べちゃったぞなもし、って言ってなかったっけ?」
えー、私、そんなに古風かなぁ。
「俺も昨日聞いたぞ。おまえが、エクレアぞなもし、って言うのを」
ちょっと。
それが本当ならエクレアどころじゃないわ。
多分聞き違い。
とにかく、今はエクレア!。
「仕方ない。すごくエクレアの範囲を広げてみよう」
えー。
うーん。
まず、お、おかあ、さ・・・・・・
「おねえちゃん、起きないね」
「ああ、すまないことをした」
「ええ」
「???」
「カナは、あまりにエクレアの範囲を広げすぎてしまったために、迷子になってしまったのだ」
「えー。今、どこにいるの?」
「いつかは帰ってこられるだろうが。どこにいるかはわからない。」
「エクレアの延長線上にいることは確かだと思うんだけど・・・」

飾られる理由

装飾されまくった皿が気になる。
よく、飲食店の壁に飾られているような、あれだ。
何で絵を描いてしまったのか、パイオニアよ。
あれは、飯をうまく見せることあるかもしれないが、自体はそんなにゴテゴテしなくともいいものではないか。
というか、なんとも「書いちゃったかー、絵」というような、「残っちゃったかー、文化」という感じである。
さて、そんな感じの皿で料理が出てきたときのことを考えてみよう。
私たちの思うことは、そんなに種類はない。
「ちゃんと洗えているのか」
これに尽きる。
描かれている絵が繊細であればあるほど、何か前の料理の痕跡が残されてしまっているのではないかと思わずにはいられない。
すすぎ切れていない洗剤が残ってはいまいか、そしてこの皿は洗剤で洗っていいものなのか、いろいろ不安が生まれる。
一方、そんな皿にのせられてきたものが「かりんとう」とかなら、皿との接触面の観点などから、それほど汚染を警戒することはないと感じるだろうが、同時にそんな皿に「かりんとうのせたかー」となり、結局私たちに安息は訪れない。
ということで、装飾豊かな皿が壁に飾られている理由、わかっていただけたであろうか。

ポチたま

2月22日が猫の日であることを思い出すたび、1月11日のことや11月1日、11月11日が何であるかを考える人は多いと思う。
犬の日がどれにあたるのか。
そもそも犬の日があるのかすら知らないが、少なくとも2月22日が猫の日という以上、上記の3日は犬の日として優秀だろう。
そして考えさせられるのが、犬尊猫卑の扱いである。
1=わん=犬
2=にゃー=猫
この考え方がある以上、猫はどうしても犬より尊ばれる日が少ないのである。
1月1日 わんわん
1月2日 わんにゃー
1月11日 わんわんわん
1月12日 わんわんにゃー
1月21日 わんにゃーわん
1月22日 わんにゃーにゃー
2月1日 にゃーわん
2月2日 にゃーにゃー
2月11日 にゃーわんわん
2月12日 にゃーわんにゃー
2月21日 にゃーにゃーわん
2月22日 にゃーにゃーにゃー
11月1日 わんわんわん
11月2日 わんわんにゃー
11月11日 わんわんわんわん
11月12日 わんわんわんにゃー
11月21日 わんわんにゃーわん
11月22日 わんわんにゃーにゃー
12月1日 わんにゃーわん
12月2日 わんにゃーにゃー
12月11日 わんにゃーわんわん
12月12日 わんにゃーわんにゃー
12月21日 わんにゃーにゃーわん
12月22日 わんにゃーにゃーにゃー
やはり、11月があるのに、21月、22月がないのが響いている。
わんが多い。
さらによく見ていただきたい。
「わん」「にゃー」どちらかが、相手を囲んでいる日にちがある。
「1月21日 わんにゃーわん」などだ。
この状態を私たちは「優劣日」と考えている。
上記の例だと「わんにゃーわん→犬に囲まれて、劣勢の猫」となる。
それを考えると、優劣日は以下のようになる。
◆犬優勢日
1月21日 わんにゃーわん
11月21日 わんわんにゃーわん
12月1日 わんにゃーわん
12月11日 わんにゃーわんわん
12月21日 わんにゃーにゃーわん
◆猫優勢日
2月12日 にゃーわんにゃー
※争いが起きないため、ぞろ目の日は除いている。
また、「12月12日 わんにゃーわんにゃー」は五分とした。
おどろいたことに、ここまで猫は劣勢なのだ。
ここでこの状況をせめて引き分け状態にもっていくべく、鳴き声考察をしてみる。
(海外での鳴き声は対象外)
猫:
にゃー(2月)、
フー(ひい、ふう、みいという点で2月)
ファー(ひい、ふう、みいという点で2月)
ギャオン(対象月なし)
犬:
ワン(1月)
くーん(9月)
キャン(対象月なし)
猫はとにかく2月特化ではあるが勢力図の拡大は図られなかった。
一方、優勢の犬はさらに1月分、増えてしまった。
状況は悪化の一途をたどり、愛猫家はさらに困惑する。
猫に分が悪いことは、まだある。
その「猫」という漢字の音読みが「ビョウ」というのが、いけない。
「犬」の「ケン」に対して、なんだか暗いイメージが先行する音だ。
健康。
病気。
こういうこと。
ということで、何かと分の悪い猫。
映画「キャッツ&ドッグス」も、猫は世界征服を目論んでいるという設定らしいし。
だから2月。
2月くらいは、猫でいきたいところにゃのである。

歴の扱いについて。

先ほどテレビ、TVを見ていたら、「なんとか俊夫さん(投げ縄漁法歴30年)」みたいなのが語られていた。
もちろん「投げ縄漁法」というものは今勝手に作ったもので存在せず、その効率の悪そうな漁法に、考えた私もメランコリーである。
まあとにかく、歴だ。
考えてみると、私たちは多くの歴を生み出してきたし、上記の例のように、これからも生み出すのだろう。
有名なところだと「彼女いない歴」だ。
時間に関する言葉の中でも、なんとなく重厚な感じを出す「歴」。
その字を使わねばならなかった彼の心情がよく表れている。
これが「彼女いない期間」や「彼女いないタイム」だと、まだ望みはありそうだが、「彼女いない歴」だと、もうイコール年齢ね、というイメージが強い気がするのは、私だけだろうか。
と、ここでいきなり「なんとか歴」の例が枯渇してしまったが、逆に言うとそれは定まったものではなく、機会によって軽く創造されるものだからなのだと気付いた。
何でもいいのである、歴。
「しょうゆ歴」や「マヨネーズ歴」でもいいし、「武蔵五日市線歴」でもいい。
年齢は「生き歴」であるし、「トイレ歴」である。
冒頭の「投げ縄漁法歴」が認められるのなら、「美空ひばりものまね歴」もあるだろうし、「花粉症歴」なんてもう、れっきとした歴だろう。
このように「歴」は、制限なく作りまくってよい時間体系なのだ。
いや、制限はある。
「正確な時間の必要なものなど、重要な内容のものには向かない」だ。
例えばマラソンで、1位でゴールインした人のタイムが「走っていた歴2時間15分6秒」だと発表されたら、どうだろう。
いや、分かるけど、ねぇ。
それはないでしょ。
そう思うだろう。
そして、なんとなく「よくがんばったで賞」という言葉に対する苛立ちのようなものも感じるはずだ。
どうも「歴」をこのように使用する場合には、ゆるい内容のものにしか使ってはいけないようなのである。
では、ゆるい内容だけど、重々しさを出したい、というわがままさんがいたら、どうすればいいだろう。
今回、この問題に対して「こよみ」の採用を提案する。
「暦」だ。
「歴」と「暦」の違いを私は知らないが、まあそんなに違わないんじゃないだろうか。
「にさんかたんそ」と「みたらしだんご」くらいの違いしかないと思う。
暦とくればグレゴリオ暦に代表される、なんだか重いな、の印象。
とにかく使ってみよう。
「彼女いない暦」
「投げ縄漁法暦」
「朝ごはん食べない暦」
「ケータイのアラームがなる直前で起きる暦」
「マーガリンの表面についてる紙はつけたままにしておく暦」
ほらね。
どうでもよくなっちゃった。

元の扱いについて。2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
「元○○」を考えて遊び、その資料を提出するふりをする。
=====
●元刑事貴族
まっとうな刑事になれたのだろうか。
それとも刑事ではなくなってしまったのだろうか。
気になるところではあるが、刑事貴族のチョイスも考えさせられる。
●元バッドエンド
リメイクされてハッピーエンドに変更された物語などが、これにあたるだろう。
「元バッドエンド、今ハッピーエンド。」
井上陽水「人生が二度あれば」を思ったが、あの歌ではなかなかハッピーエンドの登場は難しそうだ。
●元ペットボトル
ちまたにあふれていそうなリサイクル。
「あれ、君、元ペットボトル?」
「いやあ奇遇ですなぁ」
この会話はそのまま「元おニャン子クラブ」にも使えそうだが、いまさらながら「おニャン子クラブ」の「お」が腹立たしくなってきた。
●元幼虫
今は幼虫ではない、ということになると、今は成虫かたまご、となる。
たまごは難しそうだ。
●元ホットケーキミックス
ホットケーキミックスをホットケーキを作ること以外に使用するアイデアマンがいるが、断言する。
ホットケーキミックスはホットケーキにするのが一番おいしいし、彼の望むところでもある、と。
ということで、今ホットケーキ。
●元使用後
また使用前に戻ってしまったようだな。
●元閑静な住宅街
今、パトカーのサイレンが鳴り止むことのない街であることだけは、わかる。
●元廃屋
うまいこと改修して、立派な住居にしたか、取り壊したか、だ。
取り壊したあとの土地に対して「ここ、元廃屋なんですよ」とか使われても困るが。
●元本郷猛
ということで、彼は元仮面ライダーでもある。
元幼虫とも言えそう?。
多くのわだかまりは、時間の経過とともに消え、終わりを迎える。
そんな感じで「元○○」、終わり。

元の扱いについて。

先日、金賢姫のニュースが流れていた。
金賢姫(元死刑囚)という扱い。
ここで気になるのは「元」の扱いだ。
彼女だって、思い出すのが楽しくなるような子供時代をすごしたりしていたはずだ。
いや、そうでなかったとしても、それにしても「元死刑囚」はないじゃないか。
ほぼ職業の扱い。
と、ここまできて、死刑囚。
実は本当に職業扱いなんじゃないかと感じてきているが、今回は本件、関係ない。
「元」の扱いだ。
「元○○」という言い方について、注文したケーキを待つ間にいろいろ考えてみると、疑問が出てきた。
「元○○」と紹介された人は、結局今は何なのか、わからないじゃないか!!。
たとえば「この人、元オーナーなんですよ。」
い、今は…?。
今はオーナーじゃない、ということしか、わからない。
そんな情報しか相手に与えない「元○○」。
ひとつ言えるのは、「元○○」と紹介されてしまうその人の今は、「○○」よりもインパクトが低いことになっているようなのである。
=====
◆ある人プロファイル
昔 英国諜報員
今 ビル清掃員
これでは、どうしても色々なものが「元諜報員」に傾いてしまうのは、仕方がないことである。
「あそこで雑巾がけしている(すごいビル清掃!!)、元諜報員なんだよ。」
何気に、元諜報員の人はビル清掃がめちゃくちゃうまいような気もするが、やはり諜報員の過去は、現在のビル清掃業務をかすませてしまうのである。
=====
◆誰かのプロファイル
昔 居留守がうまい人
今 凄腕医者
そもそも比較できる今昔ではないが、何よりも、こうなると「元」の居場所はない点に注目してもらいたい。
「元居留守がうまい人」を持ち出すまでもなく、彼のことは凄腕医者で万事足るのである。
「元居留守がうまい人」は、せいぜい彼をいぢるときに使用されるくらいだろう。
さて、ポイントなのは、上記「インパクト」は、いいことわるいこと両方入っているということ。
金賢姫の死刑囚がいい例で、大抵のことに比べて死刑囚は「負」なことだが、いかんせん高インパクトなので、「元死刑囚」扱いとなってしまうのだ。
用は、「元○○」というセンテンスが付加されてしまう人は、よかれわるかれ、昔よりは落ち着いているのである。
次回、「元○○」で遊ぶ。