ましまし

ラーメンを注文すると、にんにくとねぎはどうするかと尋ねられた。

息が臭くなるだけでおいしいのはわかっているが、その臭くなるのが苦手なため、にんにくは無しにしてもらう。
ところが、一緒に頼んだチャーシューごはんに、大量ににんにくが乗っかっているのである。
なぜなんだ。

チャーシューごはんににんにくが乗っかっているのは、議論の余地なく当たり前、常識なのだろうか。

僕はそれは論じたくなく、なぜかというとチャーシューごはんとにんにくのことが常識どうこう言う前に、もっと優先度の高い常識認定事象がこの世の中にはあるような気がするからで、それがチャーシューごはんとにんにくのことで論じられるのが遅くなることに耐えられない。

ということで常識かどうかは存在させず、チャーシューごはんを食べるんである。

チャーシューなんか冷えてるな。
吐息がにんにく臭くなってきたぞ。
この、自分の汗にアレルギーを持ってしまうような、猫アレルギーの猫のような、防犯ブザーが胸元を演出している犯罪者のような、もっとも部品の少ない自己嫌悪のような。

賄賂

羽生くんとプーさんのぬいぐるみ、というとちょっと話題としては古いか。

とにかく、スケートリンクに投げ込まれるプーさんについてだ。

あれは、おそらく登場人物の中に悪い人はいない。
ぬいぐるみ会社が羽生くんに「プーさんが好きだと言ってくれ」と賄賂(プーさんのぬいぐるみ)を渡したでもないだろうし、投げ込んでいるほうはよかれと思っているし、拾う方も悪気はないことはわかっているだろうし。

ただ、結構な量が投げ込まれていた、こないだ見たやつでは。
彼もこうなるとは思っていなかっただろう。

ところで、よかったなと思うのはやはり「羽生くんは忍者が好き」とかでなかったことだ。
リンクに散らばるまきびしで、次の演者は大変だったろうから。

「羽生くんは相撲が好き」でもなくて、よかった。
リンクに積もる座布団が、「この競技はいったい何だったっけ」と思わせるから。

一方、「羽生くんはこんぺいとうが好き」だと、結構いい。
かわいらしいからなんとなく今の彼には合うし、たぶんあれはプーさんより投げやすい。
また、拾いながら食べられるという点が、リンクのメンテナンスに負荷を与えないだろう。

そうなると、歌舞伎揚げもかなり好印象だ。
おいしいし、個別に包装されているから食べられないくらいの量でも困らない。
回収した後に、みんなでもぐもぐタイムすればいいのだ。

ということで、天乃屋は羽生くんに賄賂(歌舞伎揚げ)を渡して「ぼく、歌舞伎揚げが好きなんです」と言ってもらえばいいのではないだろうか。

そして、今回一番書きたかったことがここでやっと書ける。

「どのくらいの量の歌舞伎揚げが、賄賂に相当しうるのか」

地獄

アリジゴクというのは、よく神社の縁側下の砂地に穴を掘っただけの巣を作る、ウスバカゲロウの幼虫である。
彼らがアリにとっての地獄であるならば、人間はあらゆる生物に対しての地獄である、というのは少々卑下しすぎだろうか。

どこかの港町に行って、水槽に沈められたたくさんのカニを見ると、ああ人間というのはヒト科ヒト属のカニジゴクという種なのだな。

そしてそのカニジゴクっぷりをカニに見せてくるわけだが、アリジゴクの(アリに対しての)地獄っぷりに対して、この港町で見られたカニジゴクの(カニに対しての)地獄っぷりというのは、結構様相が違う。
即ち、カニジゴクはアリジゴクに対して比較にならないくらいの積極性をもってカニを地獄に落としている。
待ちではなく、狩りに出ているのだ。

地獄にはかなりの種類があると聞くが、このカニにとっての地獄は、だいぶ深いほうの地獄だろう。

先日、鉄腕DASHでカニを食べているのを見て、あれだけ大きくなるのにはだいぶ年を経たはずだ、かわいそうだな。
と思ったり、さて今度久しぶりにカニに地獄を見せてやろう、と思ったり。

継ぎ足し

うちのはね、もう20年も継ぎ足し継ぎ足しでやっているから。
コクが違うと思うよ。

っていうバーニャカウダーがおいしいお店が阿佐ヶ谷にある。
うそなわけだが、あの料理はそういったことでうまみが増すものなのだろうか。
ニンニクが苦手なので、あまりあのタレを味わったことがないので、なんでこの話題にしたのか、後悔がはなはだしい。

ちなみに気を付けたいのは、冒頭のセリフが「バーニャカウダーのたれ」のこと、と指定しているのではない可能性があるところで、それはもう端的に言うと「毎回、前の人の食べ残しのパプリカの切れ端が付いてくる」ということで、ちょっとあれだね。

食材を捨てる量が多いという不名誉な事実が日本にはあるわけだが、ちょっといやだ。

ということで、ここはひとつその余ってしまったパプリカは煮詰めてタレのほうへ転生させればいいんじゃないか。
それなら「継ぎ足し継ぎ足しで」ってのはあまり間違ったことじゃないし。

体温計

「一息つきたいんだったら、猫の肛門がいい」
「あいつ、確実な数値を叩き出すからな」

どうしても休みたかった私は、何かのハードボイルド小説でそんなフレーズがあったのを思い出した。

ちょうど懐いていた野良猫を見た私は、検便キットでそれをひとなでし、保健所に向かったのである。

モザイク

いまさらながら、あしゅら男爵は雌雄モザイクなのだということに気づいた。

それは、なんかあしゅら男爵ってモザイクかけるところが多そう、いやむしろ少ないよ、とかいう話ではない。
ということであしゅら男爵、雌雄モザイクの詳細については割愛するが、見れば見るほど、男爵の風貌はクワガタのそれとよく似ている。
男爵が哺乳類であるなら、モザイクとしてもかなりレアな存在だろう。

ところで、あしゅら男爵は男女どちらなのだろうか。

急に雌雄の話からそれてしまって申し訳ないが、「男爵」というのが気になる。
もう男です、と宣言しているようなものな気がするのだ。

せめて「あしゅら」が女性、できれば幼女ならいい具合の中性を保てそうなのだが、あしゅらが幼女という見解は、秋葉原とかにはあるのかもしれないが、僕は知らない。

あしゅら男爵を見ると、明らかに男性の方と女性のほうが、もうそれはそれはわかりやすく、男と女が半々となっている。

しかし、一個体のなかで男の部分と女の部分がきれいに五分ということで、中性ですとは言えない。
例えば、男爵が体を鍛えようとして腕立て伏せをする。

すると、どうしたって女性の方も鍛えられてしまう。
このとき、少し男性側によるのだ、男爵は。
同様に、乙女心がダイエットを試みた時、男爵は女性側による。

要は、ゆらぎがあるのだと思う。

以前、らんま1/2のらんまが50度くらいのぬるま湯を浴びるとどうなるのかを考えた気がするが(考えてなかったらごめん)、それと似たようなゆらぎだろう。

そういう点では、一概に男爵が男女どちらかというのは、実は見た目どうこう以上に軽率には言えないのである。

あしゅら男爵の女性側は、どうやら化粧をしているように見える。
口紅の味を男性側が感じた時、男爵は、どちらにゆらぐのだろうか。
どちらにせよ、モザイクかける範囲が増えなければいいがな!!

ワー

この間、確かドラゴンコンダクターという人がテレビで出ていた。
コンタクターだったかもしれない。
ともかく、ニュアンスは「ドラゴンと心が通じ、呼べる人」ということだろう。
昔よく聞いたUFOコンダクターもそんな感じだろう。

まあオカルト的なものが、ドラゴンになじみの薄い僕には感じられるわけだが、ふと気づいた。
ドラゴンコンダクターに対して、取材の日程とかしている番組のスタッフはドラゴンなのではないか、と。

この考えが正しいと考えるうえでとにかく難しいのが、やはり「ドラゴンコンダクターはドラゴンとしかコミュニケーションをとらないのか」という点だろう。
数学における逆が成り立つのか。

これが正しいのであれば、晴れてスタッフはドラゴンなわけだが、そんなはずないじゃないか。

ドラゴンでない、普通の人ともしゃべるだろうよ、と。
そういった、ひねくれた方もいるだろう。

ということで、ここはひとつ、彼彼女は「ワードラゴン」と仲良し、というみんなが幸せになれそうな案を採用したい。

彼彼女と話したり、日程の調整をしている人たちはワードラゴンなのだ。
これならドラゴンコンダクターとして、日常的な生活でもドラゴンを呼んでいるときも、ちゃんと仕事してる。

非常に助かることに、オカルトやファンタジーの世界では、「ワー」を接頭語?として使用すると、人の形をした、みたいな意味になるらしい。
艦これの軍艦の擬人化されたキャラクターにも「ワー大和」など、キン肉マンでは「ワー便器」ことベンキマンと、採用が可能になっている、たぶん。

ともあれ、今回言いたいことは、ぼくはうんこが頭に乗っているベンキマンよりも、蛇口がついているベンキマンのほうがよほど好きである、ということで、これ以前しゃべりましたっけ。

未亡人

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

こんなことを言った誰かがいた気がするが、誰だっただろうか。

僕はこれを聞くと、ひどく台無しにしたくなるのだった。

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

「えっ、じじ抜きの場合は?」

これはあんまし面白くない。

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

「えっ、まとめるとおばあさんに恋したってこと?」

これは結構いい。

ということで、まとめると以下。

恋心はジョーカーみたいなものだ。
持ち続けていたら、負けるから。

「えっ、じじ抜きの場合は?」
「お前馬鹿だなあ。まとめるとおばあさんに恋したってことだろ?」
「ということは、そのおばあさんは未亡人ってことだから、うん、問題ないじゃない!」

もらいもの

タバコの文化がどうしても根付かない。
吸っている人にとってそれは、羨ましくもあり、時として腹立たしいものらしい。

たしかに、タバコは吸わないでいい。
むしろ吸わないほうがいい。

しかし人が吸っているのを見て、何やらうまそうなこと。
試しにもらってみると、なんだかよくわからないがもう一度吸ってみたい。

そういう気になるので根付かそうとするわけだが。

自分でその銘柄のやつを買ってみると、数年かかっても1箱が空にならない。
賞味期限があるかはわからないが、もうそうなると大気がゆっくりとタバコを通過し、おいしいやつが吸われてしまっているに違いない。

結局捨ててしまうのだが、なぜそうなってしまうのか。
なんとなくわかった。

どうも、人からもらうタバコが好きなのだ。