幻想動物生態・ユニコーン

世の中には、いるんだかいないんだか、はたまた物語にしか存在しない、あやふやな生物達がいる。
ユニコーンやつちのこの類。
まぁ、いない可能性高そうだが、そんなのが、まぁいる。
今回は彼らに生命を吹き込んでみたいと思う。
勝手に詳細を決めてしおう、ということだ。
ただ、ちゃんと調べると彼らは彼らなりに知られているかもしれないが、ちゃんと調べてしまうと僕はカッパ研究家になってしまい、それはなりたくない職業のトップ3である。
なので、完全憶測とした。
◆ユニコーン
和名:
一角獣
生息地:
イギリス
外観は白馬であり、食性なども馬と等しいが、額部分の一本、円錐形の角が生えている。
また、馬よりも全体的に一回り大きく、尾もふっさふさである。
やはり、馬というよりもUMAである。
最大の特徴である角は、外敵から身を守るなどには使用せず、その用途は不明である。
しかし、よくインドの方向にその角を向けることから、インドセンサーであるという説もある。
角はクリーム色で、牛の角と同じように、頭骨から直接生えてくる。
模様などは入っていないが、成長は限りなく続く。
よって、ある程度の大きさになると、ユニコーンはプライベートな岩にて、角をぐりぐりする。
その結果、らせん状の模様が入る。
※知能はそれほど高くないようで、イギリス奥地では、ユニコーンの頭の高さくらいにある木の枝に、角だけが刺さって残されていることがある。
現地ではそれを「角狩り」と呼び、特に何もしない。
ちなみに、角は折れやすい構造になっている。
これは、根元からは折れないようにしたためであると考えられ、実際折れても、本人は気にしていない。
また、角は生まれたときには生えておらず、だいたい生後1年くらいから突起物として額に出現する。
その後、1ヶ月に1cm程度の速さで成長を続ける。
不思議なことに、角の成長はユニコーン死後も継続し、死体を放置しておくと、馬部分が角に吸収されるような現象が起こり、ついには大きな角のみが残される。
現地ではそれを、特に何とも呼ばない。
基本的に寒いところのほうが元気だが、インドが気になるだけあって、そこそこ暑くても大丈夫である。
ただ、気温が上昇するにつれ、体長が縮むことが観察されている。
そのせいか、インドでは「小さいユニコーンが机の端を横切った」との目撃談が後を絶たないが、これは幻覚であるとされている。
ユニコーンとインドの関係についてはまだ研究途中であるが、ある学者がユニコーンをインドに連れて行ったところ、ちょうど大きさが馬と同様になったという。
さらに、角がうずくようで、木にそれをこすり付けるようにして、ついには折ってしまった。
ユニコーンがインドで普通の馬になりたがる理由も、不明である。
・・・この適当さなら、いくらでもいけそうなので、とりあえず終わりに。