TSUBAKIをどうぞ。

アンケート
「都内OL100人に聞きました。最近悩んでいる問題は?。」
1位:恋愛関係
2位:仕事関係
3位:肌のかさつき
4位:家族関係
5位:髪の痛み
6位:特にない
7位:社会情勢
A「このような結果が出ました。」
B「うーん。1位、2位はよく分かるけど。やはり若さを保つところで悩みが尽きないようですね。」
A「はい。また、この結果では3位までで全体の約90%を占めています。多くのOLの悩みがこれらであると言えます。」
B「うん。じゃ、次をみてみよう。」
「東京湾内クラゲ100個体に聞きました。最近悩んでいる問題は?。」
1位:ウミガメ関係
2位:触手のキューティクルが荒れてきた
3位:一部細胞によるクーデター
4位:「お盆まではいない」とか言われる
5位:荒波関係
6位:うち揚げ関係
7位:その他
A「意外とキューティクル関係が。」
B「キューティクル関係が多いな。」

二人合わせて一世紀

期待の新人ユニット、「由美&かおる」のお二人です。
ほう、「由美&かおる」ね。
幅広い支持を集める資質を持った名前だね。
由美さん?。由美さんのほうね。どこの出身なのかな?。
うん?、栃木県?。
栃木っていうと、日光だよね。日光江戸村とか。
歴史ある町だ。
かおるさんのほうは?。
あぁそうだった。ニューハンプシャー州だったね。
ニューハンプシャー州というと、何なのかな?。
ほう。農業では乳製品、リンゴなどが有名?。
すごいね。社会の勉強みたいだ。
映画とか、見るのかな?。
由美さんは、へぇ、「仁義なき戦い」が好きなの?。
いいね。
かおるさんは?。ん?。「マカロニウェスタン?」。
西部劇みたいなものだね。
えーと、新曲は、と。
「BULLET HOLE」。
弾痕ね。
幅広い支持を集められない資質を持った名前だね。
で、そんな二人が「由美&かおる」としてやっていけるのかね?。

拾うには熱過ぎる怒りのかけら

ちょっとみんな!!。
もうすぐ合唱コンクールなのに、気持ちたるんでない?。
一丸とならなくちゃ優勝できないでしょ!?。
早く帰りたいのはわかるけど、練習しないとダメなんだから。
ちゃんと居残ってよね。
あと、課題曲がロードだからちゃんと体力つけといてね。
あと、授業中消しゴムのカス飛ばすの、止めなさいよね。
教卓に積もってるじゃない。
割ぽう着を何で赤く染めたのよ!!。
そんなの着てる人にけんちんじるついでもらっても美味しそうじゃないのよ!!。
だれ!?、掃除当番表にパジェロ追加した人。
そんなことやってるなら、歌の練習してよね!。
7人でパチパチセブンやると、7番目の人がパチパチし通しだって、何故分からないの!?。
私、ゆるい拍手してるのかと勘違いしたわよ!!。
あなた!。
両足の靴下の上げ具合が違うわよ!!。
何グラフの比較よ!?。
あなた!。その調子でカレーを食べちゃ、ルーが残るでしょ、ルーが!!。
コンスタントにご飯も巻き込みなさいよ!。
こんな調子だとコンクールで優勝なんかできないわ。
ちゃんと練習しなくちゃダメでしょ!?。
あーもう!!。続きはWEBで!!。
追記
パチパチセブン
複数人で輪になって、数を1から順番に言っていく。
7が付く数字と7の倍数のときは数を言わずに手をたたく。言ったら負けの、男同士では盛り上がりたくないゲーム。
最近聞かない。

猛進!!、となりのご職業紹介

食品コーナーは、そのスーパーにおける「顔」である、といっても過言ではないだろう。
それだけ人々の心を躍らせ、惑わせ、時には羞恥心を持たせる催しは、そうはない。
あとはコロッケのディナーショーくらいだ。
そんな試食品コーナーに、知られざる人物の影が見え隠れしていることに一体どれほどの消費者が気付いているだろうか。
ミツヨ(49)の朝は、一杯の熱いコーヒーからはじまる。
「最初はいやだったですよ。知り合いに会うんじゃないかって、そればかり考えていました。でも、すぐに面白さを感じるようになりましたね。」
仕事場であるスーパー「フレッシュストア膝栗毛」に着いたミツヨは、開店前の店内をゆっくりと歩く。
「どれだけうまく演じられるか、ですから。この仕事は。」
店が始まると、すぐにミツヨは仕事に取り掛かった。
早くも試食品コーナーでは、ソーセージの焼けたいいにおいがし出した。
ミツヨはそれを少しずつ、食べる。
試食品コーナーでは、最初の一人が入ると成功と言われる。
彼女の仕事はその「最初の一人」を演ずることである。
ミツヨの食べる姿に誘われたのか、ひとりふたりと足を止めるようになった。
スーパーマーケットは消費者がそのニーズを満たしたらすぐに店を去るという場所ではない。何となく同じ場所を何度も通ったり、長い時間買い物をする客もいる。
そうした人たちに意識されてしまうと、逆に違和感をもたれてしまう。うまく店内を回ったりしなくてはいけない、呼吸が重要な業種だ。
新入りのミホには苦い経験がある。
「あの時は本当に参りました。」
前に務めていたスーパーで、あまりに試食品のウケがよくなかったため、ずっと試食品を食べてしまった。
躍起だった。
30分後、彼女は万引きGメンに「試食品を食い続ける女」として捕まってしまったのだ。取り返しの付かない汚点。
「でも、あの時に、この仕事を続けようと思ったんです。」
彼女はプロとして、捕まったときも言い訳せず、店長室までの距離を「試食品を食い続ける女」として歩いたのだった。
「店側から見ればGメンも私も、絶対に知られちゃいけない存在、MIBみたいなものですよね。だから、こういうこともしょうがないとわかっています。店もプロですからね。」
そう言う彼女の目には、すでにつまようじが映っていた。
ミツヨのおかげで、ソーセージは飛ぶように売れた。
「商品がいいからですよ。私は、皆さんのトリガーになっているだけ。」
必殺試食人と呼ばれて久しい彼女は謙遜するきらいがある。
しかし、それも自信の表れではないだろうか。(nim)

山を越え、谷を越え、僕の部屋に侵入した。

拙者、7942はこの間、近くの池にすいとんの術の稽古に行ったでござる。
そうしたら、池の水が無かったでござる。
ニンニン。
そんなこともあり、今度は川に行ったでござる。
ちゃんと呼吸用の竹筒も用意したでござる。
そうしたら、節目のある竹だったでござる。
ニンニン。
ちょっと目が充血した帰り道、クヌギに集まる子供達を見たでござる。
そのクヌギは、地元では「カナブンのなる木」として有名でござった。
拙者はもう子供ではなかったのでござるが、子供達の「コクワガタのメスがいる!!」という発言により、率先して探してしまったのでござる。
ニンニン。
それにしても、ブログを毎日書くのは楽しいでござる。
今日はそんなブロ
7942「あっ、お前何してんだ!!」
賊「見つかってしまったでござる。」
7942「お前、アレだろ、ほにゃらら君だろ!!」
賊「申し訳ないでござる、7942氏。」
7942「書きたいことあるなら、自分でやれよなー。」
賊「ごもっともでござる。けど、最後にひとこと言いたいでござる。」
7942「何だよー?。」
賊「ブログ読んでくれて、どうもありがとうナリ!!」
7942「思ってたヤツと違う印象!!」

贋作の神がつくるもの

役者兼大道具屋の僕に、舞台で使う「オノ」を作ってほしいという依頼が来た。
もちろん本物ではなく、客席側からそう見えれば良いとのこと。
そこで僕は道具部屋に行って物色することにした。
うちのようにさほど大きくない劇団では、ありあわせの材料で道具を作ることも多い。
僕が依頼主に持っていったのは、針金とコピー用紙、紙粘土でできたオノだった。
依頼主が何回か振り回す。
意外かもしれないが、この材料で作ったものは案外重くなる。
依頼主がうなずくのを見て、僕は稽古に戻った。
「センスシャープ」。
シャープじゃないセンスの持ち主が考えたとしか思えないタイトルだ。
太った男が自分に合う服に焦がれるあまり、人々の衣類をオノで引き裂き奪っていく悲劇。
この公演を控え、劇団員たちは熱心に練習していた。
X月6日、金曜日。
公演も一週間前に迫ったとき、一つの問題がオーナーから提示された。
主人公の太った男、たもつがオノを振りかざし衣類を奪ったとき、客席で見ていたオーナーは「そんなんじゃ切れないだろ!!」と流暢に言い放った。
あわてて依頼主は僕に、もっと本物らしいヤツを作ってくれと頭を下げた。
仕方がないので刃の部分を金属板に変えることにした。
重さが増す上に、鈍く光る。もちろん安全だ。
依頼主も満足し、去っていった。
しかし、公演前日の稽古でまたもオーナーのクレームが。
僕はいなかったのだが、前回と同じ場面で
「それで、切るの?。ほんとにできるの?。」という冷ややかなコメントを残したそうだ。
改良したオノに気づかなかったようだ。
依頼主の泣きそうな顔を見た僕は、仕方なく林業関係の量販店に向かった。
立派な「斧」の出来上がりに、依頼主もほっとした様子だった。
これでとりあえず公演には間に合ったわけだ。
・・・
そして公演の翌日、たもつがスポーツ新聞の一面に載った。
その見出しは、皆さんが予想しただろうものだった。

フォークロアは目の前に。

「クモって、チョコレートの味がするらしい。」
こんなうわさが耳に入ったのは小学高学年のころ。
どうやら、どっかのアウトドア系の本にそんなことが書いてあったらしい。
もちろん「クモ」は「蜘蛛」のこと。時間区切りで殺せとか殺さないとか言われているヘンなんだ。
これが「雲」だったら、グリム童話になりそうなメルヘン。結局、蜘蛛のことでしたみたいな、「本当は恐ろしい」系の話にも持ってきやすいし。
ともかく、「クモ=チョコレート?」情報は5?3クラスを発信源として包帯に血がにじむように、他クラスに広がりました。
けど、残念ながらここで話はおわり。
「俺、食ってみたよ!!」ってヤツはいなかったんです。子供ながらに、「あいつは食っちゃやばい」という考えがあったんでしょう。
-「俺、食ってみたよ!!」
7942「こ、この流れ!。まさか!!」
-「こんばんは。ミスターXです。」
7942「お久しぶりです。ミスター」
X「いやいや。私もドラマ出演で忙しかったんで。台本とか覚えるの。」
7942「そうだったんですか。で、クモを食したというのは?。」
X「ついこないだ。結構玄人好みの味でね。」
7942「へぇ。下世話な話、甘い辛いとかは?。」
X「やや、苦いかな。」
X:そんなセリフを言いながら、相手を馬鹿にしたような表情をする。すぐに取り直そうとするが、押さえ切れない笑い声を残し、舞台を去る。しかし、舞台上にはXが落としたと思われる便箋が。
7942「台本みたくなってる!!。」

天の声と地の声

お客様各位
この度は弊社の商品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
早速ですが、今回お寄せいただいた、お客様のお声に対する返答をさせていただきたく存じます。
まず、「難しくてむかつく」とのお声をいただきましたが、弊社商品「牛乳パズル」は、その難しさが命でございます。当商品のアイデンティティを奪わないでください。よろしくお願いいたします。
また、同様の商品には「合わないパーツが余る」といったお声も届いておりますので返答させていただきます。
失礼ながら、合わないパーツが余るのは、おそらくどこか、無理やり合わしているパーツがあるからと考えられます。少しだけ持ち上がったところなどはないでしょうか?。どうぞご確認ください。
さらに、弊社のコンタクトレンズについての問い合わせにも返答したいと存じます。
「ちゃんと両目で使えますか?」といった質問が多いのですが、これは商品名が「サイクロプス」であるがための語弊であると考えます。申し訳ございません。
「サイクロプス」は両目ともに使用可となっております。
また、「突き刺されそうになっても、はじきますか?」といった石板も届いております。
「サイクロプス」はコンタクトレンズですので防御力は皆無です。よって、勇者の剣やエクスカリバーには極めて無力です。ご注意ください。
この度は弊社の不手際により、ご迷惑をおかけいたしました。
お客様のお声を真摯に受け止め、よりよい店作りに一層の努力をいたしたいと思います。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
株式会社くるぶし亭
お客様相談室
nimbus7942

ホストクラブ「玄界灘」

高円寺の一等地に構える「ホストクラブ玄界灘」。その朝は早い。
新入りの「ヤス」は店に入るとまず屋上に向かう。イカの一夜干しを回収するためだ。
「きっかけはこっちに出稼ぎに来たとき、おやっさんに、おまえハチマキ似合いそうだなって口説かれたことでした。ひげも濃かったですし。」
ヤスは屋上に新しいムシロをひきながら私に語ってくれた。その言葉は新入りとは思えないほど丁寧で、流暢だった。
店主、大五朗は昨今のホストクラブブームに、「男くささ」が足りないと感じていた。
「やっぱり男は男を出してないと。お客様はね、大漁旗で身を包んだふんどし男に興奮するんですよ。その旗をぱーっと脱いだときの歓声を聞くと、してやったり、と思いますよ。大漁旗なんか、引っ張り合いだもの。お前らが大漁だっていうくらいね。」
大五朗は40代の女性とある種の男性をターゲットとし、見事成功を果たした。
「次は山男を考えています。」
ヤスが新しいイカを並び終えた頃、ホストクラブとしては異例の早さで店がオープンする。
「へいらっしゃい!!。今日も大漁じゃあ!!。」
基本的に従業員は全員、宮沢りえ並みのふんどしルック。
イカが汚れるのでディーゼルエンジンには反対だ。

耳をすませば

テレビCM。
今度の金曜ロードショーは「耳をすませば」ですよー。
とても好きな映画。
どのくらい好きかというと、
いざというときのために普段は絶対見ないというくらい好き。
確か、「好きなひとが、できました」とかだったな。
誰でも思う節がある。出来過ぎ。
どのくらい出来過ぎかというと、
ヒューストンって名なのに、航空宇宙産業が盛んってくらい出来過ぎ。
音楽も好き。とてもいい。
どのくらいいいかっていうと、
こないだ見た「妖怪大戦争」を帳消しにしてくれるくらい、いい。
とりあえず「いざというとき」がないので、好き好き言ってる割には内容あんま覚えてないな。
最後に見たのは、うちのお姉ちゃんが、僕が大切にしていた井上陽水のビデオを上書きしちゃって、悲しかったとき以来だ。
内容覚えてないのに印象だけが残るってのもねぇ。
?「人間は都合よくできているものですね。」
7942「誰だ!!」
?「今日のゲスト、ミスターXです。」
7942「ミスターXさんは似たような経験がお有りで?。」
X「特攻野郎Aチームっていうアメリカのドラマがあるんですがね、
そこに登場するコングっていうコワモテは、飛行機が苦手でして。」
7942「はぁ。」
X「飛行機での移動を拒むんですが、結局は乗せられてしまうんです。」
7942「その移動先とかが・・・。」
X「まぁ、ヒューストンだったりすると願ったりですよ。」
7942「・・・。あなた、都合よくできていますね・・・。」
夜も半ば。
シングルベッドで夢とおまえでも抱いて寝るか・・・。