鵺子

グリフォンは「タカだかワシの上半身」に「ライオンの下半身」がついたような姿をした怪物だそうだ。

そうですかという感じだが、困ってしまうのがその系列にいるやつ。

「ヒポグリフ」というそれは、生まれも諸説あるらしいが、とりあえずグリフォンと雌馬から生まれたであるとか、グリフォンのメスだとかいうやつである。
そして容姿は「タカだかワシの上半身」に「雌馬の下半身」ということで、なぜかライオン要素が消えてしまっている。

となると、もしグリフォンの繁殖が雌馬だけに依存するのだとしたら、どんどんグリフォンは減っていきそうである。

もちろんヒポグリフと雄ライオンの交配が期待できるなら、それでグリフォン生まれます、ということもありえそうだが、どうだろう。
雄ライオン、なんか分が悪くないだろうか。
ちょっと難しいのではないか。

そんなこんなで、グリフォンは一見減っていくはずだ。
しかしそうではない(そもそもいないが)のだとすると、表現型としてライオン要素は馬要素に対して劣性なのだろう。

要はABO式血液型におけるO型の感じで、「一見A型だけど、実はO型も持っている」。
馬要素のない遺伝型になった時、はれてライオンが出てくるのだろう。

ライオンはO型だったのか。

ところで、なんでこんなことを書いたのかというと、なんで「ヒポグリフォン」じゃないのかということを書こうとしたら、すでに多くの人がそれに疑問持っているらしかったからで、話題を無理やり変えてみたのである。

追記
人間にあてはめたら、ライオンはY遺伝子、馬部分がX遺伝子ということでよさそう、ということにいまさら。

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