おまえ、まるかじり

「魚を頭から丸呑み、し途中の魚の化石」を何かの本で見たことがある。
言い方を変えると「口から魚の尻尾が出ている魚」になるわけだが、何もこんなタイミングで化石まで「持っていかれなくても」と思う。
確か化石というのは、かなり特別な状況でしか生み出されないものらしく、そんなレアケースの中で、丸呑みし途中という、魚の人生において短い時間が採用されてしまうとは。
もちろん僕が魚の生態を知らないだけで、結構な期間、魚を咥え続けているのかもしれないが。
どうであれ魚としても、どうせならもっとピシッとした状態で化石になりたかったことだろう。
丸呑みし側も、され側も。

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