夜の晴れ

「夜は晴れです」という言葉に違和感を覚えてから、久しい。
これは結構、そう感じている人は多いみたいで、ググっても何か出てくる。
確かに、気象学的(?)に言えば空を覆っている雲の量で晴れやら曇りやらが決まるのだろうから、間違いではない。
しかし、どうしても「晴れ」というのは明るい、言い換えれば太陽が出ている雰囲気がふんだんなのである。
そしてその原因は「晴」という感じのへん、「日」にあることは明白で、夜に日は出ていない。
これは「夜の晴れ」を表す漢字がないという、漢字研究者の怠慢である。
まず、「夜の晴れ」を示す漢字を考えた時、やはり「晴」という漢字の構成を維持し、比較したい。
従って、へんとつくりの形で行きたい。
まず、へんは「月」で決まりだろう。
ところで、この「月」「つきへん」であるべきで、にくづきやふなづきではだめだ。
これは今知ったもので「期間」の「期」は「つきへん」であるのに対し、「肝臓」の「肝」は「にくづき」であるという。
詳しくは調べていただいた方がよいだろうが、ともかくここでは「つきへん」だ。
「夜の晴れを表す漢字の、月はにくづきです」
これでは、ちょっとエロくなってしまう。
次につくりだが、これは「晴」と同じ「青」でいいのではないか。
「黒」でもいい気がするが、よく見ると夜空は真っ黒ではなく、深い青だったり、雲が出ていれば緑っぽかったりと、なんか色ついてる。
ということでできた「つきへん」に「つくり青」の、「夜の晴れ」を表す漢字ができた。
近い将来、「晴」と同じJIS第1水準の漢字として、あなたのすぐ後ろに、現れるかもしれない・・・。

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