日も何時

「呪う」という字のネガティブなイメージにも負けず、秘密のアッコちゃんの変身呪文「テクマクマヤコン」はかなりポップな感じで大変良い。
どういう意味なのかは分からないが、この呪文界の異端児に、仲間はいないのかが気になってきた。
ところで今、「秘密」を「ひもいつ」と打ち間違えてしまった。
「himitsu」と「himoitsu」で、どうもmiのときにiのとなりのoを余計に打ってしまったのだろう。
どうであれ「ひもいつ」というのは何か不穏な響きだ。
「ひもいつのアッコちゃん」
ちょっ、おま、「アッコさん」だろ!。
と誰かが焦り怒りそうだ。
いや、そもそもニックネームっぽい「アッコ」も恐れ多いだろう。
「ひもいつのあきこさん」
いや、そもそも「アッコちゃん」の本名は「あきこ」なのだろうか。
「日も何時の明子さん」
突然日の光を奪われた街で、光を取り戻すために異形の者達と一人戦う盲目の少女明子さんなのだろうか。
修学旅行のときに優しくしてくれた同級生の男子生徒、翔を探すためのその華奢な体に似合わぬ大刀を振るうのだろうか。
闇を見つめる瞳から流れる涙でいつも濡れている包帯が乾く時、異形の者となってしまった翔とはどのような結末を迎えるのだろうか。
僕は「呪う」のくだりからここまでの10分くらい、何を言っているのだろうか。

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