酒池肉林ネクスト

先日「酒池肉林」と聞いて、久しぶりな言葉だなと感じたのだが、今考えてみるとどんな日常会話でそれが発せられたものなのか。
その方が気になる。
ところで「酒池肉林」は確か、食事や宴会がすごく豪華なさまを意味した気がする。
となると、「酒池肉林」な食事より、さらにすごい食事が出てきたら、というドラゴンボール的な発想が浮かぶのも仕方がない。
普通に考えれば「酒湖肉森」で、その次が「酒海肉山」、そして「酒空肉地」になるだろう。
「酒天肉地」でよいかもしれない。
「酒天肉地」はなんとなく言った感じが「酒呑童子」に似て、その点もよい。
しかし、普通じゃない方を考えるとなると立ちはだかるのが「酒と肉」の扱いである。
これらは嗜好に近い部分もあり、要は人によって好き嫌いに差がある。
故に、ここを変更するのは難しい。
例えばベジタリアンの方を考慮するなら「酒池肉林」は「酒池菜林」が適切であると思われるが、もちろん肉好きな人から見れば「酒池肉林」でよい訳である。
そして、これは「酒」にも言える事だが、「酒」なり「肉」なりはただ言い換えるのでは「酒池肉林」の豪華さが失われてしまう気がする。
「菜」は「肉」よりもこう、豪華さというか、欲っぽさがない。
清貧というイメージになってしまう。
さらに「菜林」というとなんとなく畑を連想させてしまうため、より質素な感じ。
「酒」などは、それよりも豪華さ、欲っぽさを出す飲み物があるだろうか。
例えば「石油」はどうだと考えてみたが、確かに豪華かも知れないが欲っぽさはなく、むしろそれを飲む事による「びっくり人間っぽさ」「ウルトラ怪獣っぽさ」の方が目立つ。
「大海原」も考えてみたが、これは豪華というよりは豪快であろう。
以上の点により、「酒池肉林」よりすごいのは「普通に考える」のがいいのでないかと思われる。

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