リンケージ、ぶつかる。

運動神経が鈍ってきたからか、人が光子のように振る舞う都心部駅構内で、僕は何度かボディアタックをかましてしまったことがある。
故意ではなく、あたるつもりでもないため、双方にダメージはない、あるいは低いと思う。
どちらかというと「避けられると思っていた自分の誤算」のほうが痛い。
僕は一般的に「ドッヂボールで最後まで残るタイプ」だったから、そういうのは得意なはずなのだ。
しかしあたる。
相手がこちらの動きを察知し、妙に避けようとしてくれたときも、それを素早く判断し、みかわしきゃくで華麗に避けていたのに。
どちらにせよ、今後は避ける能力に加えて謝る能力も伸ばしていかなければならぬ。

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